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JEITA新会長に森下洋一松下電器会長が就任――「小泉政権は閉塞感を払拭しつつある」

2001年05月25日 18時47分更新

文● 編集部 中西祥智

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(社)電子情報技術産業協会(JEITA)は25日に通常総会を開催し、任期満了となった庄山悦彦会長((株)日立製作所代表取締役社長)に替わる新しい会長に、森下洋一松下電器産業(株)代表取締役会長を選出した。総会後、森下新会長は記者会見を行なった。

森下洋一JEITA新会長
森下洋一JEITA新会長

JEITAの今年度の事業計画として、森下会長は以下の4項目を挙げた。

  1. 高度情報ネットワークの早期実現
  2. 技術力の強化
  3. 環境問題への対応
  4. グローバル化への対応

JEITAの所管する電子工業の、日本の機械工業全体に占める割合は2000年度で34.8%で、31.6%の輸送機械を上回るトップ比率となっている。森下会長は、JEITA所管企業を“IT革命の担い手である企業集団”と位置付け、特に高度情報ネットワークの実現に向けて指導力を発揮すべきだとした。

技術力の強化については、0.1~0.07μmの微細加工技術の開発を目標とする共同プロジェクト“あすか”の推進、環境問題への対応では、パソコンのリサイクルに関するスキームの構築などを、具体的な方針として述べた。

現在の経済情勢について、半導体分野に関しては、携帯電話が引き続きけん引役になるとし、上半期は調整局面があるが下半期からは回復基調になると予測した。

また、小泉政権については「日本全体の閉塞感を払拭しつつある」とし、具体的な政策に期待すると語った。

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