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東芝、モバイルPentium III-1GHzとGeForce2 Go搭載DynaBook発表

2001年03月19日 15時01分更新

文● 編集部 佐々木千之

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(株)東芝は19日、ノートパソコン“DynaBook”シリーズに、モバイルPentium III-1GHzを搭載した、個人向け『DynaBook A1/X10PMC』と企業向け『DynaBook Satellite 4600 SA100P/5』を発表した。A1/X10PMCではグラフィックスチップに米NVIDIA社の『GeForce2 Go』を搭載している。4月上旬発売予定。A1/X10PMCはオープンプライスで、予想店頭価格38万円前後、4600 SA100P/5が構成にもよるが46万円からとなっている。

CPUもグラフィックスチップもハイエンド

DynaBook A1/X10PMCは、1月25日に発表されたマルチドライブ(※1)搭載の個人向けオールインワンノート『DynaBook A1』シリーズの最上位機種。インテル(株)から本日発表されたばかりのノート向け最高速CPU、モバイルPentium III-1GHzを搭載した。グラフィックスチップにも、米NVIDIAが2000年11月のCOMDEXで発表した『GeForce2 Go』(VRAM16MB)を世界で初めて搭載している。GeForce2 Goは、3D描画が高速なことで定評のあるグラフィックスチップ『GeForce2』をもとに低消費電力化、低発熱化したもの。A1の従来機種が搭載している『S3 Savege IX』と比較して2D性能で勝るほか、特に3Dグラフィックスを多用するゲームなどで大幅に性能が向上したという。ディスプレーには15インチのSXGA+(1400×1050)TFTカラー液晶を搭載する。

※1 1台でDVD-ROMの読み出しとCD-Rの書き込み、CD-RWの書き換えが可能なドライブ。

『DynaBook A1/X10PMC』
『DynaBook A1/X10PMC』。ポインティングデバイスはスクロールボタン付きの“アキュポイントII”

そのほか同社で初めて容量30GBのHDDを採用したほか、従来機で好評のサブウーハーの出力を向上し、より迫力のある低音の再生が可能。LANインターフェースや世界56地域で使用できる56kbpsモデムも備える。

『DynaBook A1/X10PMC』の主な仕様
型番 DynaBook A1/X10PMC
CPU SpeedStepテクノロジ対応モバイルPentium III-1GHz
ディスプレー 15インチ1400×1050ドットTFTカラー液晶
グラフィックスチップ NVIDIA GeForce2 Go(VRAM16MB)
メモリー 128MB(最大384MB)
マルチドライブ DVD-ROM再生8倍速、CD-ROM再生24倍速、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き換え4倍速
HDD 30GB
モデム V.90対応56kbpsファクスモデム
LAN 10BASE-T/100BASE-TX
PCカードスロット Type II×2またはType III×1
そのほか パラレル、シリアル、USB×2、i.LINK(S400)×1、光デジタルオーディオ出力(S/PDIF)
サイズ 幅328×奥行き277×高さ44.7mm
重さ 約3.5kg
OS Windows Me
発売予定時期 4月上旬
予想店頭価格 38万円前後

BTOに対応した企業向けノートのフラッグシップモデル

DynaBook Satellite 4600 SA100P/5は、BTOに対応した企業向けノートDynaBook Satellite 4600にモバイルPentium III-1GHzを搭載した最上位機種。ディスプレーは15.1インチの1024×768ドットTFTカラー液晶を搭載、グラフィックスチップには米Trident Microsystems社の『CyberBlade XP』(VRAM16MB)を採用している。BTOベースモデルの構成は、64MBメモリー、20GB HDD、24倍速CD-ROMドライブ、10BASE-T/100BASE-TX LANインターフェース、Office 2000 Personalプレインストール、OSはWindows 2000/NTで、各種の容量やインターフェース、アプリケーション、OSを変更できる。4月上旬に発売予定。

『DynaBook Satellite 4600 SA100P/5』
『DynaBook Satellite 4600 SA100P/5』

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