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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第91回

夜も昼も綺麗な「FinePix F200EXR」で猫を撮る

2009年03月04日 13時30分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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 お次は暗いとき。

薄暗い夕方、猫を抱っこしてカメラを自分に向けて撮ってみた。さすがにプラス1の補正はしてあるけど、ISO1600でこれだけ撮れます

薄暗い夕方、猫を抱っこしてカメラを自分に向けて撮ってみた。さすがにプラス1の補正はしてあるけど、ISO1600でこれだけ撮れます(2009年2月撮影 富士フイルム「FinePix F200EXR」)

 猫をだっこして自分撮り。あったかいです。

 雪が降りそうなどんよりした天気でも、「SN」モードにして感度を上げればぶれずに撮れちゃう。

 夜の猫も。

たまたま駅から駐輪場に向かって歩いてたら、閉まったシャッターの前で猫を発見。警戒心が強いので近寄らせてくれなかったが、そこは5倍ズームで無理矢理ぱしゃっ

たまたま駅から駐輪場に向かって歩いてたら、閉まったシャッターの前で猫を発見。警戒心が強いので近寄らせてくれなかったが、そこは5倍ズームで無理矢理ぱしゃっ(2009年2月撮影 富士フイルム「FinePix F200EXR」)

 夜のシャッター前の猫。かなり暗かったのだけど、そこは手ブレ補正+高感度で撮っちゃいました。猫の方がちょっと逃げ腰。

 さすがにISO1600まで上げるとざらついちゃうけど、ISO800までならもうほとんど問題なし。

 家の中でもOK。冒頭のかふかがそう。寝室のベッドの上なのでけっこう暗いのだが、おかまいなしで撮れる。

ベッドの上には猫用ブランケット。つかず離れずこのように寝たり遊んだりしております。「一と〇」スタイル。ISO800で撮影

ベッドの上には猫用ブランケット。つかず離れずこのように寝たり遊んだりしております。「一と〇」スタイル。ISO800で撮影(2009年2月撮影 富士フイルム「FinePix F200EXR」)

 逆光にも強い。

完全な逆光だったのでうまく撮れるか不安だったけど、予想以上にちゃんと撮れてました

完全な逆光だったのでうまく撮れるか不安だったけど、予想以上にちゃんと撮れてました(2009年2月撮影 富士フイルム「FinePix F200EXR」)

 完全な逆光だけど、しっかり写ってる。でも、そこに乗っかるのはやめてください。ずいぶん育ったコーヒーの木なんだけど、下の方の枝葉はかふかのおかげでなくなり、床に土が飛び散ります。ああ。

 そんなわけで、昼の猫も夜の猫も撮れるコンパクトデジカメが登場したのである。前回のカシオの「EXILIM EX-FC100」といい、今回の富士フイルムのF200EXRといい、2009年春モデルにはけっこう個性的で面白いのが混じってるので要注目ですよ。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は 3月10日掲載予定

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