総合力のN82から感じられた撮影の楽しさ
■結論
au EXILIMケータイ「W63CA」
ポートレートも記念の集合写真も、マクロも風景も楽しめるオールラウンダー。完全にカメラとして利用できる軽快な動作がありがたい。撮った写真を美しく見るにもピッタリで、大きなディスプレイでわいわい楽しめるのではないか。
ソフトバンクモバイル 「SoftBank 930SH」
カメラ付きケータイとしての最高傑作。普段のケータイとしての操作、折りたたみ型を開いて構えるケータイカメラの撮影スタイルなど、慣れ親しんだケータイの使い勝手を崩さず、かつ高い画素数のカメラをシンプルに使いこなしたい人にピッタリ。
ソフトバンクモバイル 「Nokia N82」
他の端末では搭載されていないキセノンフラッシュは、暗いところや人物撮影に非常に大きな威力を発揮する。デジカメらしい撮影スタイルも魅力で、小さなパーティーバッグにもスマートに収まるシンプルなストレート端末は、気兼ねなくどこにでも持っていって写真が撮れる。
以上3機種のカメラについて、作例を交えながらご紹介してきた。個人的には、画素数よりもユーティリティ、ということでN82が撮影していて、あるいは日常で使ってみて最も楽しめたカメラであった。もっとも、W63CAのデジカメらしいこだわったマニュアル操作、930SHの何気なく高画素数のカメラを使いこなせる心地よさも捨てがたい、といったところだ。
では、後編では2009年春モデルの中から注目の3機種を紹介する。