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2008年CPUクーラー最強王者決定戦! 第1回

CPUクーラー2008年発売モデル最強王座はどれだ?【前編】

2009年01月29日 21時00分更新

文● 宇野 貴教

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なにはともあれリテールクーラーから

 まずは「Phenom II X4 940 Black Edition」に付属するリテールクーラーの実力からチェックしてみよう。銅ヒートパイプが付いているとはいえ、クアッドコアCPUの冷却にはいささか頼りないサイズのフィンとファンである。そのためアイドル状態は28℃とかなり高めの数値でスタート。高負荷時は47℃とそこそこの上昇幅だが、ファンが3000rpmで回り続けるためノイズは大きい。やはりリテールはクアッドコアにはやや力不足と見てよいだろう。

CPU温度
(アイドル時)
CPU温度
(ピーク時)
VRM温度
(ピーク時)
チップセット温度
(ピーク時)
騒音
(アイドル時)
騒音
(ピーク時)
28℃ 47℃ 48.4℃ 50.4℃ 37.7dB 51.5dB

お手軽サイズのサンドイッチ構造クーラー
タイムリー「隼風」

●対応ソケット:LGA775、1366、AM2、940、939、754
●寸法/重量:92.5(W)×82(D)×107.4(H)mm/401.5g
●ファン回転数:800~2100rpm(±10%)
●風量:15.27~41.15FM
●ノイズ:17~22dB
●実売価格:3980円前後
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/175/175262/

 アルミ製フィンと3本のヒートパイプで構成されるヒートシンクを2つ備え、その間に92mmファンがサンドイッチされている。今回用意されるCPUクーラーの中ではかなり小型の部類で、取り付けもスムーズである。
 肝心の冷却性能はリテールクーラーと比較してアイドル時が冷える程度となった。オーバークロック状態のクアッドコア冷却にはちょっと向かないようである。

  CPU温度
(アイドル時)
CPU温度
(ピーク時)
VRM温度
(ピーク時)
チップセット温度
(ピーク時)
騒音
(アイドル時)
騒音
(ピーク時)
  23℃ 52℃ 56.4℃ 58.5℃ 37.5dB 51.2dB
純正より -5℃ -5℃ -8℃ -8.1℃ +2dB +3dB

(次ページへ続く)

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