タブレットみたいにリアルタイム入力も出来るのです
文字認識の精度に関しては、手書き文字のきれいさによるところも大きいので一概に評価しにくいが、殴り書きであればほとんど認識されず、ある程度丁寧に書けばなんとか認識され、もちろん手書きされたものをスキャナーで読み取り、OCRでデータ化するよりは認識率は高い。
また、もうひとつのアプリケーション「airpen パネル for mini」を起動すれば、センサー部をPCにUSB接続したまま、センサーの前でペンを動かすことで画面上の筆記エリアに文字を書いてリアルタイムに手書き文字入力できる。タブレットのようにWindows操作できるようになっている。
手書き文字入力では筆記位置をそれほど意識しなくても自動的に文字が筆記エリアに書き込まれる。タブレットモードではだいたいセンサーの手前A5程度の大きさが操作エリアとなるのだが、いわゆる普通のタブレットと同様に絶対座標で動作するためペンの感知エリアをきちんと把握していないといまひとつ使いづらい。
メインのポインティングデバイスとして使うにはやや不向きだが、ウルトラモバイルPCなどで補助的入力手段として使ってみるのも面白いかもしれない。手書き文字入力モードとタブレットモードの切り替えのためにはボタンを使用せず、センサーの直前部分のエリアをペンでタップするというのもペンを用いた操作として目新しい。
ただし、手書き文字入力用デバイスやペン型ポインティングデバイスとして使うのであれば専用のタブレット、またはタブレット機能を持つノートPCのほうが使いやすいのは確か。やはり持ち歩けるデジタルメモデバイスと割り切って使うほうが良いように感じた。