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Centrino 2プレミアムモバイル王者決定戦2008 第1回

本気で使えるモバイルノートはこれだ――持ち歩き編

2008年12月23日 11時00分更新

文● 石井英男&トレンド編集部

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電源ケーブルなしで使いたい! まずは電池の持ち時間でガチ勝負

 せっかく「モバイル」というからには、電源ケーブルなしで使いたい。そこで重要なのはバッテリー駆動時間だ。バッテリベンチマークソフトの「BBench」(海人氏作)を動かしてみた。電源プランは「バランス」、液晶輝度は「中」に設定。10秒ごとにキーボード入力のエミュレーションを行ない、1分ごとに無線LAN経由でWebサイトの巡回をするという条件だ。

 結果は下のグラフを参照。なお、VAIO type Zは搭載グラフィックチップ(GPU)の有効/無効をスイッチで切り替え可能。GPUを無効にした場合はチップセット内蔵グラフィックスを利用する。グラフィックチップ有効時のほうが当然消費電力は大きくなるが、3D描画性能も高くなる。そこで有効時(SPEED)と無効時(STAMINA)の両方を計測した。

 また、dynabook SS RX2/T9Gには3セルバッテリーと6セルバッテリーの2種類のバッテリーが付属するため、こちらも3セルバッテリー装着時と6セルバッテリー装着時を両方とも計測している。

4機種のバッテリー駆動時間(BBenchで計測)
dynabook SSRX2(6セル) VAIO type Z(STAMINA) Let'snote F8 VAIO type Z(SPEED) dynabook SSRX2(3セル) ThinkPad X200
328分 258分 212分 207分 149分 115分

 バッテリー駆動時間が最も長かったのは、6セルバッテリー装着時の「dynabook SS RX2/T9G」だ。電源ケーブルなしで、5時間28分たっぷり使えることになる。次点はSTAMINAモードのVAIO type Zで4時間18分だ。逆にあまりふるわなかったのがThinkPad X200。1時間55分とかなり短めだった。

 なお、今回のテストは無線LANを常時有効にした状態のため、公称バッテリー駆動時間に比べてかなり短い結果となっている。無線LANを無効にして液晶輝度を下げれば、より長時間の駆動が可能になるだろう。このテストの結果で4時間程度持てば、バッテリー駆動時間についてはかなり満足と言えるだろう。

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