XOOPSで産学連携 ―― 函館市
函館市の出展で目立ったのが、公立はこだて未来大学 システム情報科学部の三上貞芳先生が開発した十三湖シジミのトレーザビリティシステムだ。ブランド力のある十三湖シジミ(青森県)は、海外産シジミなどでの偽装が多く産地が頭を悩ませていた。そこで、水揚げされたシジミをQRコードを印刷したシールとともに出荷することで、消費者に届くまでの安全性を確保する仕組みを作った。
QRコードを印刷したシールは、そのまま消費者の手元までシジミと離れずに付いて回る一種の証明書となる。だから、途中で混ぜ物などは出来ないし、シールそのものを偽造しない限りは偽装もできない。QRコードを携帯電話で読み取ると、十三湖の生産者の顔とともに、彼らが作成した「シジミ汁の作り方」といったコンテンツも見られる。コンテンツマネージャーシステムは、XOOPSベースで作られているという。
鳥取県
北陸3県連合
大都市圏の取り組み
50億円を用意する宮崎県
これにて自治体プラザの紹介を終わるが、本記事に出ていない自治体も、それぞれ工夫を凝らした展示をしており、地方の特産品の紹介や観光案内も行なっている。もちろん、各地の研究・開発企業の展示も豊富だ。ちょっとした社会見学にもなるので、ぜひ立ち寄るべし。
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