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CEATEC JAPAN 2008 レポート 第8回

そのまんまCEATEC! やっぱりいた東国原知事 ―― 自治体プラザ

2008年10月02日 04時59分更新

文● 吉川大郎/企画報道編集部

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 ITとエレクトロニクスの最先端技術を展示するCEATEC会場の中で、ひときわ異彩を放つ一角がある。それが、「NIPPON Innovation Plaza(自治体プラザ)」だ。同区画は、地方自治体の企業誘致と産業PRのために設置された。

新潟県三条市で“製造”されたガンダム。サイズはほぼ人間と同じ。新潟の企業 マリンブルーブローの持つ「ブロー成型」技術によって製作された

ここにもいた! イベントのたびに出没する東国原知事(のパネル)。CEATECで手に持つキャッチコピーは、企業誘致を訴える「ものづくりは宮崎で」だ

自治体プラザのタイトル「NIPPON Innovation Plaza」と、その目的

 なぜ今企業誘致なのか? ことはバブルの頃に遡る。当時いっせいに開発された工業団地は、バブル崩壊で手付かずになってしまっていたのだが、数年前の好景気に押され、にわかに注目が集まってきたのだという。地方自治体もここぞとばかりに工業団地への企業誘致が盛んになった。

 こうした誘致活動を、CEATECという技術系の企業が大量に集まるイベントでしようというのが自治体プラザの目的である。もちろん企業誘致だけではなく、積極的に地元企業をアピールすれば、その企業にとっても宣伝になってメリットになるというわけだ。

 本稿では、自治体プラザの展示の中から、目立ったものをお届けする。

新潟県

新潟県で、チタンの加工・研究を続ける企業 ホリエの、1/500ツェッペリン号。船体の骨組みを、チタンの削り出しで再現している

新潟県の新しい工業団地「新潟東部産業団地」。新潟市内まで30分圏内である点、新潟の有効求人倍率が0.67倍と人材豊富な点、工業用水を5万t/日まで用意できる点を謳う

パナソニックの新工場は尼崎市にあり!

一大工業地帯を擁する尼崎市は、10月1日より名称変更したパナソニックの工場が存在する場所としても有名。同市のパネルには、パナソニックの次世代工場が輝かしくアピールされていた

すでに一大工業地帯を形勢している尼崎市は、空きが出来た土地の斡旋が主な業務だが、新規開発の工業用地も有している。4、5年後から稼動を開始する「尼崎フェニックス埋立地」がそれだ

次ページ「XOOPSで産学連携 ―― 函館市/宮崎県のスゴいチラシ」に続く

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