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あなたが知らない家電の世界 第3回

日立「守るんでシュー」冷蔵庫をバラして実験!

2008年10月03日 09時00分更新

文● 正田拓也、トレンド編集部

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ビタミンカセット

「R-Y6000」前面ドア。「急冷蔵」や「真空チルド」「急速冷凍」など、現在使用中の機能をLEDランプで知らせてくれる

目立たないところも工夫が満載なのでシュー!

 今回、最新の「真空チルドルーム」が装備される冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」シリーズは合計6モデル。フラグシップモデルは602リットルタイプの「R-Y6000」と543リットルタイプの「R-Y5400」の2モデルで、実売価格はR-Y6000が34万円前後、R-T5400が31万円前後だ。

 下位モデルは451リットルから602リットルまで容量別の4モデル。最小容量機種でも実売価格は約24万円前後とかなり高級だ。だが、冷蔵庫の寿命がおよそ10年間と考えれば1年あたり2万4000円の投資。これを高いと見るかどうかで価値は変わってくるだろう。

 さて、フラグシップモデルの2機種にはまだまだ下位モデルにはない工夫がある。まず前面ドア表面には鋼板ではなく、クルマのフロントガラスに使われるような強化処理されたガラスを採用している。鍋などをぶつけたときのエクボ傷が発生せず、気になるお手入れもカンタンだ。

 また、身長が低い人でも使えるよう、上段の棚を手前に「引き出せる」という業界初の工夫をはじめ、ドアや野菜室、製氷皿などに多くの工夫が施されている。百聞は一見にしかず、詳しくは写真でチェックしてもらいたい。

庫内の棚をすっと斜め手前に引き寄せられる、その名も「下がって届くん棚」。背伸びしなくても届くので重宝する

調味料などを入れておくドアのポケットは両脇のツマミを引いてはずし、自由にレイアウトできる。この形状が完成するのもたいへんな試行錯誤を経たのだとか

ドアポケットは前後に2本のペットボトルが収納可能。後ろのペットボトルもサイドからすっと取り出せるようになっている。地味だけど結構ありがたい

氷の大きさを2パターンから選べる製氷室。ふだん奥に引っ込んでいる製氷皿は、取り出して洗えるようになっている

 そんなわけで、今回は日立アプライアンスの冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」の性能を詳しく追ってきた。「このご時勢で、たかが冷蔵庫に30万円?」と思うか、「このご時勢だからこそ、冷蔵庫には30万円」と思うかはあなた次第だ。

 これからも「食」を中心とした私たちの生活は必ず変化し、冷蔵庫は進化をつづけていくだろう。10年後、あなたはどんな冷蔵庫を使っているのだろう。誰と一緒に食卓につき、何を食べ、何を話しているのだろうか。

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