目立たないところも工夫が満載なのでシュー!
今回、最新の「真空チルドルーム」が装備される冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」シリーズは合計6モデル。フラグシップモデルは602リットルタイプの「R-Y6000」と543リットルタイプの「R-Y5400」の2モデルで、実売価格はR-Y6000が34万円前後、R-T5400が31万円前後だ。
下位モデルは451リットルから602リットルまで容量別の4モデル。最小容量機種でも実売価格は約24万円前後とかなり高級だ。だが、冷蔵庫の寿命がおよそ10年間と考えれば1年あたり2万4000円の投資。これを高いと見るかどうかで価値は変わってくるだろう。
さて、フラグシップモデルの2機種にはまだまだ下位モデルにはない工夫がある。まず前面ドア表面には鋼板ではなく、クルマのフロントガラスに使われるような強化処理されたガラスを採用している。鍋などをぶつけたときのエクボ傷が発生せず、気になるお手入れもカンタンだ。
また、身長が低い人でも使えるよう、上段の棚を手前に「引き出せる」という業界初の工夫をはじめ、ドアや野菜室、製氷皿などに多くの工夫が施されている。百聞は一見にしかず、詳しくは写真でチェックしてもらいたい。
そんなわけで、今回は日立アプライアンスの冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」の性能を詳しく追ってきた。「このご時勢で、たかが冷蔵庫に30万円?」と思うか、「このご時勢だからこそ、冷蔵庫には30万円」と思うかはあなた次第だ。
これからも「食」を中心とした私たちの生活は必ず変化し、冷蔵庫は進化をつづけていくだろう。10年後、あなたはどんな冷蔵庫を使っているのだろう。誰と一緒に食卓につき、何を食べ、何を話しているのだろうか。
この連載の記事
-
第2回
トピックス
松下の明るいウラ話:最高級の蛍光灯は必要か? -
第1回
トピックス
日立「ビートウォッシュ」はなぜタテ型なのか? - この連載の一覧へ