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IE8でWebサイト運営者は4回うれしい

2008年09月03日 12時25分更新

小橋川誠己/ASCII.jp

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「Internet Explorer 8 ベータ2」が8月28日、リリースされた(関連記事)。UIが初めて日本語化されたこともあり、すでにインストールを済ませた方も少なくないだろう。Webサイトの運営者にとってIE8がうれしいことをまとめた。


うれしい1:Web標準準拠で制作者の負担が軽くなる


 Webサイトを“作る”あるいは“運営する”側にとってもっともありがたい点は、「Web標準への準拠」だろう。かつて、Netscapeとの “Webブラウザー戦争”では独自拡張が争われたが、「標準に則って書けばどのブラウザーでも同じように表示される」という当たり前のような理想へ向けての一歩を踏み出したのだ(関連記事)。

 IE8はW3C(World Wide Web Consortium)が勧告するCSS2.1への準拠を標榜しており、マイクロソフトも「これからは標準準拠でWebサイトを作ってほしい」(ビジネスWindows本部プロダクトマネジメント部シニアプロダクトマネージャーの原田英典氏)と呼びかけている。

IE8
IE8は著名なブラウザーテストである「Acid2テスト」をクリアしている(左)。「Acid2をクリアしていること=Web標準準拠」ではないが、IEがAcid2を意識したのは大きな一歩だ。(右)は「IE7互換モード」で表示した結果

 もちろん、IE8があまねく浸透するまでにはある程度の時間がかかるだろうが、“標準化”がブラウザーの違いを覆い隠せば、ブラウザー間の表示互換性確保に費やしていた時間や労力をデザインや中身の充実にあてられる。デザインやプログラミングからコンテンツの作成までを1人でこなす個人にとっては、チームでWebサイトを制作するプロ以上に朗報となるはずだ。



うれしい2:スクリプト処理の高速化でさらにリッチなWebを


 JavaScript/Ajaxを使ったリッチなサイトを作るときに気になるのが、スクリプトの実行速度だ。ボトルネックとなるWebブラウザーの処理速度向上に各社が取り組む中(関連記事)、IE8も「高速化」をキーワードの1つに選んだ。マイクロソフトが実施したSunSpider JavaScript Benchmarkの結果によれば、IE6に比べて7倍、IE7に比べても5倍も速くなったという。

旧バージョンに比べて大幅にスクリプトの処理速度が向上したIE8

 圧倒的なシェアを持ちながらも、他のブラウザーに比べて大きく水をあけられていたIEの処理速度が改善されることで、JavaScriptをふんだんに使ったWebサイトやサービスを作る楽しみがさらに広がるはずだ。

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