アップルを象徴するマシンであるiMacには、常に最新の技術が採用されてきた。今年4月にアップデートしたiMacは、外観こそ旧モデルと変わらないものの、中身は大幅に刷新されている。特に、市販のモバイルプラットフォームではなく、iMacだけのカスタムチップを採用した、「特別」な仕様となっているのが特徴だ。性能面でどういう進化が見られるか、評価していこう。
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外観に変更点はないが中身は新時代を先取り
新しいiMacシリーズにはこれまでと同様、20インチと24インチの2種類のモニターサイズが用意されている。20インチモデルは1680×1050ドット、24インチモデルでは1920×1200ドットの解像度と表示領域による違いに加えて、液晶パネルの表示品質の違いも大きい。
外観と付属品
スペックで見ると、20インチモデルが水平/垂直方向とも160度という視野角に対し、24インチモデルはモニター単体製品のApple Cinema HD Display並みの178度という視野角を実現している。これは、特にモニター周辺部での色再現性や均一な色調表現に影響が現れるため、両モデルの性格をかなり異なったものにする大きな要因だ。
正面サイズ比較
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| 幅はわずか20%ほどしか変わらないが、画面の面積では44%ほど広くなっているため、24インチモデルは20インチモデルに比べて見た目の迫力を感じさせる。これだけサイズの違うマシンながら、本体と画面の下辺の高さはほとんど同一だ。それでも、特に24インチモデルの画面上辺はかなり高くなり、使用時にはやや見上げる格好となる |
側面サイズ比較
![]() | 本体の厚みは、アルミのフレーム部分(最薄)も、背面のスタンド取り付け部分(最厚)も、左の24インチモデルは右20インチモデルに比べて明らかに厚くなっている。ただし面積が広いため、見た目上は24インチモデルのボディーが分厚いという印象は受けない |
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一般の販売店では、20インチが2.4GHzと2.66GHzの2モデル、24インチは2.8GHzのCPUクロック周波数というラインアップ。ただし、アップルストアやマック専門店を利用すれば24インチモデルに限り、BTO扱いで3.06GHzのCPUの選択も可能だ。また24インチモデルは、やはりBTOによりGPUを米エヌビディア社の「NVIDIA GeForce 8800 GS」(512MB)を装着できる。
搭載メモリーは、すべてのモデルで1枚のモジュールをひとつのスロットに装着しており、もう片方のスロットが増設用に空いている。BTOを利用しなくても、既存のモジュールを無駄にすることなくメモリー増設できる良心的な設定だ。いずれのモデルも2GBモジュールを2枚使用することで、最大4GBを実装できる。
メモリーと背面のインターフェースポートで賄えるもの以外の拡張性については、相変わらず低い。内蔵ハードディスクを交換するには本体を分解しなければならない。より大きなディスク容量が必要なら、やはりBTOで増設するしかない。モデルによって異なるが、最大1TBまで増設できる。
インターフェースは十分なポートを備えている。また用途によっては、外部にモニターを接続して、ミラーリングはもちろん、拡張デスクトップモードで使える。
インターフェース
![]() | 背面は、正面や背面中央から突き出した本体スタンドのアルミニウムと色も質感も対照的な、半光沢処理された黒のプラスチック製。中央上部のアップルマーク部分だけツヤ出ししてロゴを浮かび上がらせている。周辺部ほど薄くなるようになだらかにカーブしており、最厚部は最薄部の2倍の厚さになっている |
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| 正面から見ると背面の右側に各種インターフェースポート類、左側に電源ボタンを配置している点も従来と変わらない。インターフェースの構成や配置も旧モデルとまったく同じ。周囲が黒いため、コネクター類を接続していないポートは目立たず、非常にすっきりしている | ||
iMacは全モデルがDVD-Rに最大8倍速で書き込み可能なSuperDriveを搭載しているため、一般的な用途では光学式ドライブの交換が難しいことも気にならない。
本体の重心近くに接続されたスタンドにより、モニター面を含む本体全体を軽い力で前後方向にチルトできる機構は、このiMacの特徴だ。その半面、高さ調整や左右方向への首振りができないのは、やはり欠点と言える。このあたりは次期モデルでの改善を期待するしかない。
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