Atom 230+Radeon HD 2400 PROの実力チェック
Radeon HD 2400 PROは昨年デビューしたAMD製のGPU。Radeon HD 2000シリーズでは初となるPCIスロット対応製品で、DirectX 10とShader Model 4.0をサポートしている。
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すべてのベンチマークを終えて
とにかく、Atomプラットホームのポテンシャルの低さが目立つテストとなった。正直、計測している途中で『掲載していいのだろうか』と心配になるほどだった。 また、ベンチマークとして数値が出しにくいため掲載しなかったが、2D系のギャルゲー「クラス全員 オレの嫁」と「信長の野望 革新 パワーアップキット」の2本のゲームを、Atom 230+945GC環境で実際にプレーしてみた。クラス全員 オレの嫁は、一部のシーンでは画面全体が2Dアニメーションで表示される。低負荷な2Dのため、いかなAtomプラットホームとはいえ、アニメーションは滑らかに表示され、プレーに支障は全くなかった。プレー中のCPU使用率も60パーセント台で安定しており、実用性(快適にプレーできる、という意味)に問題はなかった。信長の野望はCPU性能がネックのようだ。XGA表示で、すべてのグラフィックオプションを“低”にすれば、同時行動する部隊数が少ない地方モードではそれほど問題なくプレーできた。しかし、全国モードなど、十数部隊、場合によっては数十部隊が同時に行動するようになると、プレー中にゲームの動作が一瞬停止するほか、コマンド入力が遅れるなどの停滞が見られる。そのような場合でも、グラフィック表示にはそれほど問題がなかっため、CPU性能の不足が原因、と言っていいだろう。
今回のテストで得た結論!
・2DのギャルゲーならAtomでもOK!
・3Dは軽めのMMO RPGでも要注意。最新FPSなどもってのほか
・リアルタイムシミュレーション、もしくはそれに類するゲームはAtomでは力不足
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