大型タッチパネル液晶搭載 COOLPIX S60
同時に発表された「COOLPIX S60」は、大型のタッチパネル式液晶ディスプレーと、スタイリッシュな薄型ボディーが特徴のコンパクトデジカメだ。4色のカラーバリエーションが用意されている。
本体裏面には操作ボタン類が一切なく、ほぼ全部が3.5インチワイドサイズ(約23万ドット)の液晶ディスプレーが占めている。操作のほとんどはタッチパネルで行ない、ボタンの類は本体上面にある電源ボタンとシャッターボタンだけという、徹底的にそぎ落としたデザインとなっている。
端子類の並ぶ本体側面も、端子やスロットをカバーで覆って、すっきりしたデザインを崩さないように配慮されている。左側面には、HDMI出力端子(ミニサイズのType C)を搭載。直接デジタルテレビやパソコン用液晶ディスプレーに接続可能という、コンパクトデジカメでは非常に珍しい特徴を備える。
タッチパネルでは一般的なメニュー操作のほかに、撮影画像のコマ送り操作を、画面をなぞることで行なうといった操作が可能となっている。また、爪先や付属のスタイラスを使って、撮影画像に直接手書き文字や絵を書き込めるレタッチ機能「ペイント」も備えている。
撮像素子は有効1000万画素。レンズは光学5倍ズームのニッコールレンズを採用する。手ぶれ補正機能としては、センサーシフト方式の光学式手ぶれ補正に対応している。ISO感度も最大ISO 3200と、ぶれにくい高感度撮影が可能だ。
記録メディアはSDメモリーカードのほか、20MBの内蔵メモリーも搭載する。重量は約145g(本体のみ)。
発売時期は9月の予定で、価格はオープンプライス。予想実売価格は4万円前後。