ニコンカメラ販売(株)は、コンパクトデジタルカメラ“COOLPIX”シリーズの新モデル8機種を発表した。価格はオープンプライス。9月14日から順次出荷する。主な仕様に関しては、関連記事を参照のこと。
ラインアップの目玉は、無線LAN通信機能搭載の『COOLPIX S51c』だ。IEEE 802.11b/g規格に対応しており、自宅や外出先の無線LANアクセスポイントから、パソコンなしでオンラインストレージに画像をアップロードできる。
データをコピーするためだけに、「パソコンを起動したり、SDメモリーカードの抜き差しを行なわずに済む」といううたい文句だ。
自宅に無線LAN環境があるユーザーであれば、AC電源にカメラを接続すると同時に自動で画像をアップロードすることも可能。また、無線LAN接続がない場所で、あらかじめ送信したい画像だけを選択しておき、接続できる場所に移動してから一括して送信できる“送信予約”という機能も追加された。
“my Picturetown”を本日から開始”
COOLPIXシリーズの無線LAN搭載モデルは、2005年9月に発表された『COOLPIX P1』以来7モデルを数える。
当初は、パソコンへの直接転送を主眼に置いてきた同社だが、今年4月に発表された『COOLPIX s50c』では“COOLPIX CONNECT”というオンラインストレージサービスを展開するなど、インターネットを介した画像の共有に積極的に取り組んでいる(関連記事)。
このCOOLPIX CONNECTが、本日から開始された“my Picturetown”へと進化した。COOLPIXのユーザーに限らず利用できるようになった点、最大20GBのストレージ容量が利用可能になった点、タグ分類やブログ用URLの発行など細かな機能追加が行なわれた点――などが、COOLPIX CONNECTとの相違点になる。