ビットレート24Mbpsの高画質!
iVIS HF11
先日発表されたばかりの最新製品が、キヤノンの「iVIS HF11」だ(関連記事3)。この製品最大の特徴は、「ビットレート最大約24Mbps」という、他機種では真似のできない高ビットレートで動画撮影できるところだ。
AVCHDでも使われるMPEG-4 AVCは、MPEG-2と比べて低ビットレートでも高画質なのが特徴である。しかし、ビットレートが高ければさらに画質は良くなる。
他機種の最大ビットレートが14~17Mbpsなのに対して、HF11の最大約24Mbpsというビットレートは、画質面では大きなアドバンテージがある。細部の精細感や動きの激しいシーン、あるいは木立や芝生、水面といった画質が落ちやすい部分なども、キレイに録れると期待できる。
もうひとつの大きな特徴は、SD/SDHCメモリーカードに加えて、32GBの内蔵メモリーを搭載しているところ。最大容量のSDHCメモリーカード 1枚分を標準搭載しているようなものだから、メモリーカードを買わなくても、1日分のイベント程度なら撮影できるだろう。
予想実売価格は14万円前後と、今回の4機種中では一番高めであるが、32GB分のメモリーがついていると考えれば、むしろややお買い得と言えそうだ。
HF11唯一の弱点は、顔認識機能を備えていないところか。ほかの3機種が軒並み備えているのと比べると、少々残念に思える。
発売は8月下旬の予定。
iVIS HF11 ASCII.jp 価格比較