3MOSによる鮮やかな色彩
HDC-SD100
Xactiに続いて6月18日に発表されたのが、パナソニック「HDC-SD100」。この製品の特徴は、なんといっても「3MOS撮像素子」による色鮮やかさと暗所撮影能力の高さにある。
ほかの3機種が1枚の撮像素子で映像を取り込んでいるのに対して、HDC-SD100は光の3原色それぞれに1枚ずつ撮像素子を使う方式をとっている。パナソニックではこの方式により、“光を有効活用できるため、色彩が鮮やかで暗所での撮影も得意”とうたっている。
事実、最低被写体照度は2ルクスと、ほかの3機種よりやや優れている。暗めの室内でも明るく録りたいなら、HDC-SD100がお勧めだ。
ただし、動画撮影時の有効画素数は 約52万×3(約156万画素)と、撮像素子1枚あたりの画素数はフルHD解像度(約207万)に満たない。そのため、精細感の表現という面では、他機種に及ばないのではないかと懸念されるのだが……。
ボディーも比較的軽く、撮影時重量で約382g。また、8GBのSDHCメモリーカードが付属しているので、本体だけですぐに撮影できるのもポイントだろう。4機種中唯一、光学式ファインダーを搭載している点も、バッテリー撮影時間を延ばすという意味では有用かもしれない。
実売価格は13万円弱。
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