静止画撮影もコンデジ並み
HDR-CX12
パナソニックの翌日に発表されたのが、ソニーの「HDR-CX12」だ(関連記事2)。フルHD撮影+顔認識で人気を呼んだ、HDDビデオカメラ「HDR-SR11」の機能を取り込んだ、メモリースティックを使用するビデオカメラだ。
他機種と比較したときのHDR-CX12の大きな特徴は、高画素CMOSセンサーを利用した高画素静止画撮影にある。静止画撮影時の有効画素数は約508万画素と抜きん出ている。補間処理により、最大1020万画素相当(3680×2760ドット)の静止画撮影が可能だ。動画撮影時の有効画素数も、約381万画素と4機種の中ではトップだ。
さらに、動画撮影中の静止画撮影も高画素で撮れる。他機種の場合、動画撮影中に静止画を同時撮影すると、静止画の画素数はフルHD解像度相当までだが、HDR-CX12では最大で760万画素相当(16:9、3680×2070ドット)の静止画が撮影できる。「ビデオもスチルもこれ1台」でこなせる製品と言えよう。
また新しい機能として、サイバーショットシリーズの持つ笑顔認識機能「スマイルシャッター」を搭載した。動画撮影中にフレーム内の人物が笑顔になると、自動で静止画を撮影する機能だ。「子供の姿を動画で録りながら、一瞬の笑顔も逃さず写真に撮る」といった使い方にもってこいの製品だ。
記録媒体のメモリースティックPROデュオは、現時点では最大容量が16GBまでなので、SDHCメモリーカード(最大32GB)を使うほかの製品と比べると、やや動画の記録時間が短くなるのがネックであろうか。本体には8GBのメモリースティックPROデュオが付属している。
実売価格は、HDC-SD100とほぼ同じ13万円前後。
HDR-CX12 ASCII.jp 価格比較