Albatronから組み込み向けの超小型マザーボード「KN800」が登場、アークで販売されている。CPUとして「Geode LX 800」をオンボードで搭載する製品だ。
AlbatronによるとNano-ITXサイズとされる同製品だが、実測は10.2cm×14.6cm。12cm×12cmサイズのNano-ITX規格とは若干異なるサイズだ。
組み込み向けということで、電源部分も特殊。ATX電源を使用する場合、給電はPS2ポート横のATX12V 4pinに接続し、メインのATX20ピンをショートさせて電源を投入しなければならない。もちろんATX20ピンを検証用のスイッチ基板などに接続するのもありだが、どちらにせよかなり特殊であることは確かだ。
主なスペックはCPUにAMDの「Geode LX 800」を搭載。チップセットにAMD Geode CS5536コンパニオン・デバイスを搭載し、メモリは基板裏面にDDR-SO DIMM×1(DDR-400/最大1GB)、ほかにMini-PCIスロットを1基備える。また、オンボードデバイスにはVGA機能やギガビットイーサネット(Realtek/RTL8110SC)、2chサウンド(Realtek/ALC655)、Serial ATA×4(SiliconImage/Sil3114CTU)、IDE×1(UltraATA-133/MiniIDE44pin仕様)などを搭載する。
付属品等は一切なく、製品もダンボール箱に入れられているという簡素なもの。マニュアルやドライバなどはAlbatron日本語ウェブサイトからダウンロード可能とのことだ。価格は2万980円となっている。