地デジで復活! Giga Pocket Digital
新TP1には、テレビ視聴・録画ソフト「Giga Pocket Digital」が搭載されている。最新のハイエンドBDレコーダーでも搭載していないような、多彩な機能を持つこのソフトが、新TP1のテレパソとしての優秀さを実現している。
Giga Pocket Digitalは、アナログ放送時代のテレビ録画機能付きVAIOに搭載されていた「Giga Pocket」のデジタル放送版とも言えるソフトだ。Giga Pocketは分かりやすいユーザーインターフェース(UI)や多彩な機能で好評を博したソフトだが、デジタル放送対応版がなく、その系譜は途絶えていた。それが新TP1でデジタル放送に対応したうえ、アナログ時代にもなかった新機能を取り込んで新たに登場となった。
地デジの視聴や録画、EPGからの番組選択や予約録画、データ放送への対応といった機能は当然のこと、Giga Pocket Digitalには多彩な機能が盛り込まれている。ポイントとなる機能を見ていこう。
マウスとリモコン、それぞれに最適化されたUIモード
Giga Pocket Digitalでは、パソコンのマウス(新TP1ではキーボードに組み込みのタッチパッド)を使った操作系(マウスモード)と、付属リモコンを使った操作系(リモコンモード)の、2種類のUIを備えている。両モードの切替は、リモコンの専用ボタンか画面上のボタンから行なう。
マウスモード時は視聴画面をウインドウ表示する状態と全画面表示した状態の2パターンがあるが、どちらも操作方法は同じだ。一方のリモコンモードは、常に全画面表示になる。同じ全画面表示でも、マウスモードとリモコンモードでは、EPGの表示やコンテンツの一覧、選択操作が変わってくる。リモコンモード時は離れた画面でも見やすいように、EPGの文字表示が大きくなったり、コンテンツの選択もボタン操作で行ないやすいデザインとなる。
以降で説明する機能も、マウスモードとリモコンモードのどちらでも操作できるようになっている。UI以外に機能面での差異はないので、環境や好みに合わせて使い分けられる。