2008年06月06日更新
Webサイトのサービスは同じようなものばかり……と感じる人は多いのではないだろうか。各Webサイトは抜きん出るために、サービスの拡充やユーザリビティの向上に勤しんでいるが、当然その中で成功へと向かう事業はごくわずかだろう。そこで今回、数々の事業を成功へと導いてきた手腕の持ち主であり、現在オンライン旅行情報メディア「Travelzoo(トラベルズー)」の代表である武藤友木子さんに、Webサービスの業績を上げるコツについて聞いた。同社は昨年の11月に日本でサービスを開始し、すでに主力サービスであるメルマガ「Top 20」の購買読者数が28万人を超えるなど急速に伸びている注目企業である。
![]() | 武藤友木子さん トラベルズー株式会社代表 1998年に大学卒業後、アンダーコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。2000年2月に企業間のマッチングサービスを行なうインターネットベンチャーを立ち上げ、2000年11月に楽天に事業売却をするとともに入社。2007年9月に日本におけるトラベルズーの代表取締役に就任 |
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「Travelzoo」は、世界12カ国20拠点で展開している旅行情報を扱っているWebメディアだ。特徴は、航空会社やホテル、旅行ポータルサイト、旅行代理店などが出している旅行情報の中から、厳選した情報だけを掲載している点である。
厳選方法も検索エンジンに任せるのではなく、旅行商品に精通したプロデューサーと呼ばれている人たちが1つ1つチェックすることで、信頼性の高い情報を常に提供していくというものになっている。
日本でのサービスも順調に推移しているというが、「日本版化」するにあたりサービス内容を調整した点などはあったのだろうか。
「現段階では、アメリカ(本社)で行なっているサービスがそのまま日本でも通用している状態です。『厳選した情報だけを集めて掲載する』という非常にシンプルなビジネスモデルで、日本だけでなく世界各国でも同様に通用していますね。多くのWebサイトは『できるだけたくさんの情報を網羅的に集めること』と『優れた検索ツールを用意すること』に力を注いでいますが、利用者は検索後に、同じような情報の中から1つ1つチェックすることを余儀なくされています。この取捨選択の手間を代行するというのが、私たちのサービスです」
今はそのままで上手くいっているとはいえ、今後業績をさらに上げるには、日本に合わせたセービスの展開が必要ではないのだろうか。
「インターネットの利用の仕方などで日本独特な部分があります。特にモバイルの使い方は他国と異なり、独自の発展を遂げていますので、携帯電話向けのサービス展開などは、日本が主導して行なっていかなければならない部分だと考えています」