荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第54回

EX-F1の超スロー動画でネコを撮る――後編

カラスに反撃する決定的瞬間を収めた

　公園へ遊びにいくと、彼が広場のど真ん中でなんとも挙動不審である。遠くから観察するとカラスが彼の周りを飛び回り、しっぽをつついて挑発したり……カラスに遊ばれてたのだ。ほかの猫はカラスなんて無視してるのに、彼はつい相手をしちゃうらしい。

　で、じっと連写モードにして待ってたら、とうとうカラスに反撃っ！

すぐ横で挑発するカラス(2008年5月撮影 カシオ計算機「EX-F1」)

ダダッとカラスに襲いかかるが、あっさり逃げられました(2008年5月撮影 カシオ計算機「EX-F1」)

　でもカラスのほうが一枚枚上手の模様。都会のカラスはあなどれないのである。思いきり遊ばれちゃった。残念なのは、どんより曇っていて暗く、シャッタースピードを上げられなかったこと。飛びつく瞬間が速すぎてぶれてます。すまん。

　カラスが飛び去ったので、おもちゃを持って猫と遊んでみる。左手にオモチャ、右手にEX-F1である。

オモチャを狙ってぐいっと体を伸ばした瞬間。指を大きく開いて爪が出てるとこに注目だ(2008年5月撮影 カシオ計算機「EX-F1」)

　実際、高速連写だとどのくらい細かく撮れるのか。試しにこの連写写真をVGAサイズの動画にしてみた。毎秒15コマにしたので、実際よりスローモーションだけど、その分細かい動きが見えるはず。