ちなみに音楽館の向谷 実代表取締役社長によると、現在、鉄道会社が利用しているシミュレータはCGを使ったものがほとんどなのだとか。しかも、「コストがかかるため、区間は4駅程度のバーチャルな駅に限定しているものが多い」のだそうです。向谷社長は、「競合は一切いない」「富士通の営業マンから『鉄道会社の担当者に見せるたびに驚かれた』という報告を毎日のように受けている」と自信満々の様子。
また、ネットワーク機能を持たせているのも特徴で、各訓練所の訓練成績を富士通のデータセンターで一元管理したり、インターネット経由で最新の映像にアップデートする、といったことも予定されています。
ちなみに気になるお値段は3000万円から。さすがに個人で買うにはお金持ちの鉄道ファンとてちと厳しそうですが、富士通では交通関連の博物館や子供向け施設にも販売したいとのこと。近い将来、気軽に体験できる機会が来るかもしれませんね。