テレビ機能の使いやすさはソフトで決まる
PCにおけるテレビの視聴・録画環境はその機能をサポートするソフトにより決定するといっても過言ではない。そこでまずは各モデルが搭載するテレビ視聴・録画ソフトについて押さえておこう。各製品に搭載しているソフトウェアは以下の表の通りだ。
NEC | 東芝 | 富士通 | ソニー | マウス コンピューター |
|
---|---|---|---|---|---|
ソフト名 | SmartVision | Qosmio AV Center | DigitalTVbox | TV Enhance for VAIO | MonsterTV HD |
10フィートUI | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
2フィートUI | ○ | ○ | × | × | ○ |
表にあるとおり、今回取り上げたモデルの中に同じソフトを用いているものはない。このうちNECの「SmartVision」、東芝の「Qosmio AV Center」はメーカー独自のソフトで、それぞれのメーカーのPCに搭載されている。一方、それ以外のモデルのソフトは映像処理を得意とするメーカーが開発したソフトをベースとしたもので、OEMによる採用となっている。そのためほかのメーカーのモデルにもよく似た設計のソフトが搭載される可能性が高い。
これらのソフトはすべてフルスクリーン表示とウィンドウ表示の両方に対応しており、PCで作業しながらのテレビ視聴も、また、PCをテレビ代わりに使うことも、どちらも可能だ。さらにSmartVisionやQosmio AV Centerのように離れた場所から扱いやすい10フィートUIと、マウス操作時に便利な2フィートUIを切り替えできるものもある。
NECのインターフェース
東芝のインターフェース
富士通のインターフェース
ソニーのインターフェース
マウスコンピューターのインターフェース
(次ページへ続く)
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