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手段を問わないTVキャプチャー環境 第3回

[特集]深夜アニメをフルコンプ!

手段を問わないTVキャプチャー環境【地デジPC編】

2008年05月14日 23時24分更新

文● 伊藤 裕也

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テレビ機能の使いやすさはソフトで決まる

 PCにおけるテレビの視聴・録画環境はその機能をサポートするソフトにより決定するといっても過言ではない。そこでまずは各モデルが搭載するテレビ視聴・録画ソフトについて押さえておこう。各製品に搭載しているソフトウェアは以下の表の通りだ。

NEC 東芝 富士通 ソニー マウス
コンピューター
ソフト名 SmartVision Qosmio AV Center DigitalTVbox TV Enhance for VAIO MonsterTV HD
10フィートUI ×
2フィートUI × ×

 表にあるとおり、今回取り上げたモデルの中に同じソフトを用いているものはない。このうちNECの「SmartVision」、東芝の「Qosmio AV Center」はメーカー独自のソフトで、それぞれのメーカーのPCに搭載されている。一方、それ以外のモデルのソフトは映像処理を得意とするメーカーが開発したソフトをベースとしたもので、OEMによる採用となっている。そのためほかのメーカーのモデルにもよく似た設計のソフトが搭載される可能性が高い。
 これらのソフトはすべてフルスクリーン表示とウィンドウ表示の両方に対応しており、PCで作業しながらのテレビ視聴も、また、PCをテレビ代わりに使うことも、どちらも可能だ。さらにSmartVisionやQosmio AV Centerのように離れた場所から扱いやすい10フィートUIと、マウス操作時に便利な2フィートUIを切り替えできるものもある。

NECのインターフェース

「テレビメニュー」

地デジのチャンネルリスト。リモコン使用時にはカーソル操作で主な機能にアクセスできるため大変便利

ウィンドウモード

テレビのウィンドウモード。画面はテレビ視聴時のもので、音声やチャンネルの変更などの操作もマウスから簡単に行なえる

東芝のインターフェース

マウスでの操作を意識した操作モード

マウスでの操作を意識した2フィートUIの操作モード。リモコンでの操作を意識した10フィートUIによるフルスクリーン表示とはボタン操作ひとつで即座に切り替え可能だ

「ながら見」モード

ウェブサイト閲覧などの処理を行ないながらテレビを視聴できる「ながら見」モード。画面はテレビ視聴時の状態で、再生コントロールボタンは機能していない

富士通のインターフェース

DigitalTVboxのトップメニュー

DigitalTVboxのトップメニュー。LX55Y/Dでは番組視聴や録画した番組の管理といった機能はリモコンから直接呼び出せるために使用頻度は低い

ウィンドウモード

ウィンドウモード。画面はテレビ視聴時のもので、一時停止ボタンを押すことによりライブモードからタイムシフトモードでの視聴に切り替わる

ソニーのインターフェース

ウィンドウモード

TV Enhance for VAIOのウィンドウモード。ほかのソフトとは異なりコントローラはウィンドウ下部に表示するかたちとなっている

マウスコンピューターのインターフェース

スクリーン+コントロールパネルとビデオプレーヤソフトで一般に見られる構成

スクリーン+コントロールパネルとビデオ再生ソフトで一般に見られる構成。コントロールパネルの表示・非表示はスクリーン上部に表示されるアイコンで切り替える

(次ページへ続く)

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