このあたりをどうとらえるか?
ただし、WILLCOM D4にまったく不満がないかというとそうでもない。これは期待の大きさの裏返しという部分もある。
まずはキーボードから。キーピッチは12.2mmで、過去のハンドヘルドPCでは、14.1mmの「シグマリオンIII」や16.5mmの「モバイルギアII MC-R500」に比べると狭い。とはいえ、やろうと思えばタッチタイピングできないサイズではない。問題なのはタッチのほうで、若干クリック感がありすぎる気がする。
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| キーボードはサイズの関係でピッチが狭いが、配列はそれほど不自然ではなく、比較的慣れやすいタイプに感じる |
WILLCOM D4のキーボードはノートパソコンなどで一般的なパンタグラフタイプではなく、電子辞書などと同じメタルドームタイプのキーボードとなっている。携帯性を考えると止むを得ない部分もあるだろう。W-SIMスロットの位置など制約もあったと聞く。いずれにしてもこれに関してはウィルコムも認識しており、タイプ感を改善している最中だという。
外出先の利用でどの程度のキーボードが必要かはユーザーによって異なる。例えば、外出先ではビューイング中心、会社や自宅ではUSBキーボードやディスプレーをつなぐといった使い方も可能だ。むしろこのサイズに敢えてキーボードを載せた点を評価する人もいるかもしれない。打ち心地を重視するためにサイズが大型化したり、逆に手描き入力のみになるといったデメリットと表裏一体だから難しい。
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| 横位置で上から見たところ。液晶画面の回転など操作系のボタンが揃っている |
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| 下側にはクレードル接続用の専用コネクターとその右にミニタイプのUSB端子がある |
もうひとつがバッテリー寿命。筆者のようなネットジャンキーでなくても、標準バッテリーでの駆動時間が約2時間程度(現在測定中のため暫定値)では少々心もとないだろう。同じサイズと重さでせめて4時間は持つようでないとせっかくの携帯性が生かせないし、好きなだけ通信するというわけにもいかない。
ワンセグは一般に「資源喰い」なので、ワンセグを搭載しない選択肢があってもよかったように思う。
最後に、PHSでの通信速度は最大204kbpsとなっている。ウィルコムは最大800kbpsとより高速な「W-OAM typeG」をアナウンスしているが、これが載らなかったのは少々残念である。発表会では、来年提供される次世代PHSも何らかの形でサポートすると表明されたが、より具体的な形を示してくれれば、「どうせ次世代PHSまでのつなぎでしょ」という穿った見方を吹き飛ばすことができただろう。実際に動かないコンセプト的なものの提示でも構わないのだが、いかがだろうか。
| WILLCOM D4の主なスペック | |
|---|---|
| CPU | Atom Z520(1.33GHz) |
| メモリー | 1GB固定 |
| HDD | 1.8インチ 40GB |
| ディスプレー | タッチパネル式5インチ(1024×600ドット) |
| 無線通信機能 | PHS(W-OAM)、IEEE802.11b/g、Bluetooth 2.0+EDR |
| バッテリー駆動時間 | 未公開(測定中) |
| 本体サイズ | 幅192.3×奥行き84×高さ25.9mm(予定) |
| 重さ | 約470g(予定) |
| OS | Windows Visa Home Premium SP1 |
| 価格 | 9万200円(W-VALUE SELECT利用時の合計金額) |


















