4年ぶりの新製品「Office 2008 for Mac」を彩るアートイベント
リポート:ビジュアル・サウンドに沸いた「Office 2008 for Mac Launch Celebration」
2008年02月05日 19時34分更新
Officeの「楽しさ」と「便利さ」
トークセッションの第1部は、「Office for Macの新境地」というテーマ。同社のMac用ソフトを紹介しているウェブサイト「マックトピア」にて「Apple's Eye」というコラムを連載しているコンピュータージャーナリストの林 信行氏と、マイクロソフト(株)リテールビジネス事業本部 コンシューマー製品部 エグゼクティブプロダクトマネージャーの仲尾 毅氏が登場した。
今回の会場名である「Art of Office」は、事務用途が主眼のOfficeを使ってアートを楽しむ同社のウェブサイト「Art of Office」から取ったという。サイト紹介の一例として、一見意味がないように見えるテキストのフォントサイズを小さくするとイラストが浮かび上がる「Beauty.Doc.」というWordの作品をデモンストレーションした。このサイトは、ユーザー登録さえすれば「UPLOAD」ボタンから作品を投稿できるそうだ。
一方、林氏は実際にイベントで使っているPowerPointのスライドを紹介しながら、ノキア製携帯電話のBluetooth機能でスライドをコントロールしたり、PowerPoint上のメモを携帯電話の画面で確認できる「Salling Clicker」というソフトを実演。さらに、「左脳的なプレゼンテーションをするときには、最新のPowerPointに搭載された『SmartArtグラフィック』が便利です。カスタマイズしてもテーマに合わせて変わってくれるので、センスには自信がない僕が適当にいじっていても、見栄えのいいスライドを作れます」と、さっそく最新バージョンの便利さを感じたという。
さらに、従来バージョンから搭載されていたが、林氏が常用するもののひとつとして、録音しながらメモを取れるWord「Word ノート」機能を挙げた。メモを取りながら録音していくと、改行した位置でそのときの話のチャプターが打たれるという仕組み。会話の頭出しが非常に簡単にできることから林氏は手放せないという。「プレスの方には必須だと思うので、ぜひ試してみてください」と改めてWordの特筆すべき機能をアピールしていた。
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