このページの本文へ

松下、HDD搭載ハイビジョンDVDレコーダー「ハイビジョンDIGA」2機種を発売

2008年01月11日 16時19分更新

文● 桑本美鈴

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 松下電器産業(株)は、HDD搭載ハイビジョンDVDレコーダー「ハイビジョンDIGA(ディーガ)」の新製品として、HDD&DVDドライブ搭載タイプ「DMR-XP12」、HDD&DVD&VHS一体型タイプ「DMR-XP22V」の計2機種を2月5日に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格はXP12が7万5000円前後、XP22Vは10万円前後。

DMR-XP12

HDD搭載ハイビジョンDVDレコーダー「DMR-XP12」

DMR-XP22V

HDD搭載VHS一体型ハイビジョンDVDレコーダー「DMR-XP22V」

 両製品は、MPEG-4 AVC/H.264エンコーダーを搭載しており、MPEG-4 AVC/H.264ハイプロファイルによってBSデジタル放送(24Mbps)信号を、MPEG-2と比較して最大約4分の1にファイル容量を圧縮できるのが特徴(解像度は変わらず)。MPEG-4 AVC/H.264での記録モード(HEモード)で録画すれば、2層式DVD-R(8.5GB)メディアに最長約3時間のフルハイビジョン録画や、HDDにフルハイビジョン「4倍録り」(録画時間を4倍に延ばす)が可能という。5.1chサラウンド放送については、5.1chのまま記録可能なほか、HDDに“DRモード”(24Mbps)で録画した番組を、後からMPEG-4 AVC/H.264記録モードに変換できる。さらに、デジタル放送の“ブロックノイズ”や“ざわつきノイズ”を独自のアルゴリズムで自動検出する高画質回路技術「HDオプティマイザー」も備えている。

 また、チャンネル別に最大8日分の番組表を一覧表示して、同じチャンネルで連日放送される番組などを画面を切り替えることなく一括予約できる「チャンネル別番組表」、スポーツや映画など好みのジャンルだけを表示できる「ジャンル別番組表」、選んだチャンネルだけを表示する「お好み番組表」、番組の録画予約や予約取り消しをリモコンのワンボタン操作で行える「かんたん予約」機能などを搭載する。

 さらに、同社製のハイビジョンムービーで撮影したハイビジョン映像(AVCHD形式)の再生/保存に対応。映像を記録したSDメモリーカードを本体スロットに差し込むと、自動でSDメモリーカードの操作メニューが表示され、フルハイビジョンのままHDDやDVDに記録できるほか、同社の薄型テレビ“VIERA”(ビエラ)シリーズやホームシアター機器とHDMIケーブルで接続することで、VIERAのリモコン1つで各機器を操作できる「VIERA Link」(ビエラリンク)にも対応している。

 「DMR-XP12」は、250GBのHDDを内蔵しており、録画可能メディアは内蔵HDDのほか、DVD-RAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW。受信チャンネルは地上デジタル(CATVパススルー対応、ワンセグ放送は受信不可)、地上アナログ(VHF:1-12ch/UHF:13-62ch/CATV:C13-C63ch)、BSデジタル、110度CSデジタル。本体サイズは幅430×奥行き242×高さ59mm、重量は3.4kg。消費電力は約33Wで、待機時消費電力(クイックスタート「切」、時刻表示消灯、アッテネーター「ON」、BS・110度CSデジタルアンテナ電源「OFF」、BS・110度CSデジタルアンテナ出力「切」時)は0.4W。

 「DMR-XP22V」は、250GBのHDDを搭載したVHS一体型のDVDレコーダーで、VHS録画時間は最大9時間(T-180使用、3倍モード)。録画可能メディアは内蔵HDDのほか、DVD-RAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW。受信チャンネルは地上デジタル、地上アナログ、BSデジタル、110度CSデジタル。本体サイズは幅430×奥行き335×高さ93mm、重量は7kg。消費電力は約38Wで、待機時消費電力は0.7W。


カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中