快適な撮影を実現するサポート機能が充実
本製品では、より快適なスナップ撮影を可能にする機能の強化や追加が行われている。
まず、上面のモード切り替えダイアルには新たに「マイモード」が2つ加わった。撮影モードをはじめ、感度設定や解像度など、変更できる設定をほとんどを割り当て可能だ。AFは、外部センサーがなくなりコントラスト検出のみとなったが、反応速度と正確さがともに向上している。またレンズAF時の駆動音が低減されている点も見逃せない。
新搭載の機能として、液晶モニターに表示されるデジタル水準器が挙げられる。
縦/横位置を検知して表示を切り替え、カメラの水平状態をメーターで表す。また、フォーカス設定がマニュアルやスナップなどの場合には、フォーカスインジケーターに被写界深度を表示する機能も追加された。
実際に絞り操作ができるわけではないので、液晶モニターでの確認はできないが、ピントの合う範囲の確認が行えるため、AF動作をオフにし、速写性を楽しむスナップ時に活用できる機能だ。
【Conclusion】
○
薄くコンパクトなボディーや、AFの反応速度と正確さの向上は素晴らしい。液晶モニターは視認性が高く、屋外の使用でも問題なく撮影画像を確認できる。
×
「ADJ.」部のインターフェースが回転式からレバー式に変わり、使用には慣れが必要になった。広角レンズのみの構成とはいえ手ぶれ補正機能がほしい。
(MacPeople 2008年2月号より転載)