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開発者を直撃インタビュー

ISO 400の画質に自信あり!──リコーに聞く「GR DIGITAL II」の見どころ

2007年11月21日 18時00分更新

文● 荻窪圭

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GR DIGITAL II
「GR DIGITAL II」

 (株)リコーの「GR DIGITAL」といえば、黒くて薄くて、銀塩カメラのGRシリーズをデジタル化した「28mm単焦点のコンパクトデジカメ」だ。

 ズームなしで実売価格が7万円以上という、一般的なコンパクトデジカメとは異なる高級路線で市場に投入され、一部のカメラファンから絶大な支持を集めている製品になる。

 半年に一度新製品が発表されるような製品サイクルの短いコンパクトデジカメ業界において、2年間もモデルチェンジをせずに、かつ値崩れなしで売れ続けていることからも、非常に希有な存在だということが分かるだろう。

 このGR DIGITALの後継モデル「GR DIGITAL II」が22日に発売される(関連記事1)。2年という長い間、リコーは何を目標にGR DIGITALを開発していたのか。第2世代では、旧モデルから何が進化して、何が変わらなかったのか。

 リコーのパーソナルマルチメディアカンパニーを直撃し、ICS事業部商品企画グループ主任係長スペシャリスト樋口博之氏と、技術を担当したICS事業部開発室推進グループシニアスペシャリストの阪口知弘氏に話を聞いた。

樋口氏と阪口氏
商品企画を手掛けた樋口博之氏(写真右)、技術を担当した阪口知弘氏(左)


初代の発売直後は叩かれたけど……


── まずは初代GR DIGITALについてお聞きします。今となっては2年間ずっと値崩れもせず、高い評価を受けている初代GR DIGITALですが、発表直後はインターネットなどでいろいろ叩かれましたよね?

樋口 発表した当初はいろいろいわれた記憶があります。みなさんの期待はAPS-CサイズのCCDが乗ってて、ファインダーを本体に内蔵して、というカメラだったようですね。ですから期待と違ってがっかりしたという声は聞きました。
 でも、実際に発売してみると、その評判が変わってきたという手応えがあります。皆さんが手にして使いはじめると、批判ではなく、「ここがこう変わったらもっとよくなるよね」とか、「こういう使い方をしたい」といった前向きな提案が増えてきたんですね。それとともに、APS-Cサイズや内蔵ファインダーを求める声も減ってきました。
 ユーザーがブログなどに感想や希望を書いてくれますから、われわれは次のファームアップでなんとか改善できることから検討してみようと努力してきたんです。



3割程度の人が外部ファインダーを利用


── 確かにGRという名前からは光学ファインダーで撮るというイメージを抱いた方は多いかと思います。初代GR DIGITALでは、どのくらいのユーザーが別売りのファインダーを使っているんでしょうか?

樋口 装着率は30〜40%ですね。


── それは多いですね。

樋口 だからGR DIGITAL IIでは、外部ファインダーの開発に力を入れて、従来より小型化しました。無理に光学ファインダーを内蔵しても、ボディーサイズの関係上小さいものしかつけられませんから、どうしても性能は落ちてしまいます。
 さらにGR DIGITALのユーザーから、「外部ファインダーを付けると収納できるケースがない」という声も聞きましたので、GR DIGITAL IIでは小型外部ファインダーと同時に外部ファインダーを付けたまま収納できるケースも用意してます。ケースと小型ファインダーの両方セットで開発したわけです。

GV-2 取り付けたところ
従来より小型化された外部ファインダー「GV-2」GR DIGITAL IIに取り付けたところ

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