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11月3、4日開催のイベント「photoGRaph100」こそが本番!!

【レポート】2周年を迎えたカメラのために――「GR DIGITAL II」発表会

2007年10月30日 22時54分更新

文● 行正和義

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リコー「GR DIGITAL II リコー「GR DIGITAL II」

 神奈川県の横浜美術館にて30日、(株)リコーの新デジタルカメラ「GR DIGITAL II」の製品発表会が行われた。新製品の詳細に関しては既報のニュース記事(関連記事)を参照していただくとして、この発表会は「GR DIGITAL」の2周年を記念したイベント「photoGRaph100」(フォトグラフ100)の説明会を兼ねた内容になっているという点に注目だ。

 「GR DIGITAL」が、銀塩コンパクトの名機「GR」から受け継ぐのは名前(すなわちネームバリュー)だけでなく、コンパクトデジタルカメラに求められる基本思想そのものであり、妥協しない画質携帯性拡張性に加え、所有感をそそられるスタイルという4つのコンセプトが守られた「ハイエンドコンパクト機」を体現する製品である。ズームレンズによる収差拡大を排除するべく28mm単焦点レンズを採用したことも妥協のない設計思想の証であり、コンパクト機という枠内で可能な限り画質を追求したモデルだからこそ、銀塩のGRユーザーにも認められたモデルと言える。

湯浅一弘氏 GR DIGITALのファームウェアの最新アップグレード
GR DIGITAL IIの発表にあたり、“GRコンセプト”の重要性を語るパーソナルマルチメディアカンパニープレジデントの湯浅一弘氏なお、GR DIGITAL IIの発表に合わせ、従来機GR DIGITALのファームウェアの最新アップグレードも公開される。中でも、GR DIGITAL IIと同様に液晶画面に大きくステータス表示される「情報表示モード」が加わったのが特徴だ
書籍GR SNAPS
photoGRaph100の展示は書籍「GR SNAPS」として刊行される

 後継機種であるGR DIGITAL IIにおいても、このコンセプトを忠実に守り続けることが重要だ、と発表会の中でも再三にわたって述べられた。レンズやボディーデザインの変更をあえて行なわず、今現在で最高画素数の撮像素子である1200万画素クラスを用いなかったのも画素数ではなく画質を優先したためという。また、光学式手ぶれ補正すらも搭載することを避け(レンズシフトであれば最高の画質を得られるレンズ位置が変わり、CCDシフトであればユニット駆動によるノイズが載るという)、1010万画素へと高画素化、高感度域での低ノイズ化など、基本である画質をひたすら追求している同社の姿勢は、流行の技術ならば(超高感度や顔検出などを)とりあえず載せておけという昨今のデジタルカメラからすると、非常にスパルタンかつ芯の通った製品であることは間違いない。

GR DIGITAL IIでISO 400の空間周波数分布
GR DIGITAL IIにおいての注目点である低ノイズ化は、GR DIGITAL IIのISO 400でほぼGR DIGITALのISO 100と同程度のノイズ(空間周波数分布)だという
新型の外部ファインダーGV-2 ソフトケースGC-2
GR DIGITAL IIと同時に発表となった新型の外部ファインダー「GV-2」。従来の「GV-1」(右下)と比べてひとまわり小さくなった新製品となるソフトケース「GC-2」はGV-2を装着したまま本体を格納できる

 今回開催される「2周年記念イベント」(すなわち2年間後継機種が登場しなかった)というもの自体、1年(下手をすると半年程度)でモデルチェンジが繰り返されるデジタルカメラ市場においては非常に珍しいものと言えるだろう。

 2周年記念イベントである「photoGRaph100」は、横浜美術館内ホール内にGR DIGITALおよび「Caplio GX100」を愛用している各界100人の写真およびコメントをパネルで展示するほか、GR DIGITAL/GX100の使い方や撮影方法などの学習体験ワークショップを併設する形となる。開催期間は11月3日(土)と4日(日)の2日間で、入場自体は無料だ(横浜美術館の観覧料大人500円などが必要、ただし3日は開館記念日につき無料で入館可能)。銀塩カメラのGRやGR DIGITALのユーザーに限らず、機会があればぜひ体験してみてほしいイベントだ。

100人のGR/GX100写真展示 赤瀬川原平氏の写真
各界で活躍する100人のGR/GX100写真展示(ただし、これらは発表会に併設されたもので、photoGRaph100の展示は別のレイアウトになる)展示の中には路上観察学でおなじみ、赤瀬川原平氏の写真もあるなど、GRとともに同社が提唱する「キャンディッド・フォト(Candid Photo:気軽なスナップ写真)」を体現する写真と言えるだろう

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