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2007年11月15日更新

あの会社の経営状態が一目瞭然!? 個人投資家向け株式情報サイト「Ullet」のビジネス戦略

株式会社メディネットグローバル 代表取締役CEO 西野嘉之さん

株式会社メディネットグローバル
代表取締役CEO 西野嘉之さん

 近年、個人投資家の株式市場への参入が著しい。銘柄選びや売買のタイミングを図る際には、株価が割高か割安かを判断しなければならないが、企業業績や決算書、社会情勢などを読むのは手間がかかる。この面倒を減らすマッシュアップサイト「Ullet(ユーレット)」は、メディネットグローバルが今年4月から開始した株式情報サイトだ。開始後2カ月ほどでアクセス数が60万件を超え、現在注目を集めている。代表取締役CEOの西野嘉之さんに、マッシュアップビジネスとサービスのあり方について聞いた。

ひと目で企業の経営状態がわかるUllet

 Ulletは上場企業約4000社の企業情報・経営状態がひと目でわかるサイトで、最大の特徴は上場企業の貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー計算書を円グラフで表現した「Uチャート分析」が見られることである。加えて、関連するニュースや企業のリリース、話題に上がったブログ記事などといったするあらゆる情報が網羅されている。

Ullet Ullet
個別に企業情報がまとめられたUlletの基本画面。ここから株価やUチャート、インターネット上で取り上げられた関連情報を確認できる。賃借対照表を視覚化した「Uチャート分析」。円グラフにカーソルをあわせることで、詳細が表示される。

「私たちはマッシュアップサイトを作ろうとしたのではなく、まず先に『今お客様がどんな情報を必要しているのか』を考えました。ユーザーにとって有効な情報を集約することがまず何よりサービスの前提です。たとえば、マーケティングに必要な情報が欲しい場合、その情報を集めるために当てはまる技術があればそれを使い(マッシュアップし)、なければ自分たちで作ればいいという発想が基本です」

 西野さんはエンジニアでもあり、経営者でもある。Ulletを開発したのも、会社経営を考えたときに、手本となる会社の指標でもある財務諸表を簡単に読みたい、有価証券報告書を読みやすくしたいと思ったのがきっかけであったそうだ。

「たとえば、企業の財務状況を調べるときに、『競合他社の財務状況も知りたい。インターネット上で簡単に比較できたら便利だ』という声が元々ありました。さらに近年は株投資ブームによって個人投資家が増えていて、『注目銘柄の判断基準の1つとなる経営状態をひと目でわかるようになりたい』というニーズがあることもわかりました。そこで企業のホームページに公開されているリリースと、企業に関連するニュースや個人のブログ、株価情報を1サイトで完結できる新しいサービスを作りました。それがUlletなのです」

(次ページに続く)

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