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週末見るコンテンツはコレ★ 第15回

【週末見るコンテンツはコレ★】

ジョン・マクレーンの今度の相手はハッカー! 「ダイ・ハード4.0」などサイバーテロ映画3作品

2007年11月09日 22時17分更新

文● 大石太郎

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今でも楽しめる、80年代のハッカー映画
「ウォー・ゲーム」

「ウォー・ゲーム」のパッケージ。

「ウォー・ゲーム」のパッケージ。(C)2007 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.

「ウォー・ゲーム」
DVD
価格:952円(税込1000円)
発売日:2007年7月27日(初回生産限定版 発売中)
    2007年12月21日(MGM ¥1,000キャンペーン)


http://www.foxjapan.com/
発売元:20世紀フォックス ホームエンターテイメント

 今から25年ほど前、「ハッキング」という概念を我々に教えてくれた映画があった。

 マイコン好きの少年が偶然アクセスしたのは北米大陸防空司令部のコンピューター。戦争ゲームと思ってプレイしたのは「ジョシュア」と呼ばれる核戦略プログラムだった。そのプログラムはどちらかが勝たないと終わらない。少年は全面核戦争の危機を乗り越えることができるのか!?

 時代は米ソ冷戦の真っ只中。今の時代では荒唐無稽に思えるストーリーだが、当時は「もしかしたら」と思わせるもの……だったのだろう。アメリカの敵もソ連からテロリストに変わり、コンピュータも当時からは想像もできないほど進化した。すべてが古くさい、でも面白いんです!

 音響カプラ8インチのフロッピーディスク、主人公のお気に入りゲームは「ギャラクシアン」。懐かしすぎるデジタルギアを眺めてるのも楽しいが、サスペンスとしても青春映画としても非常に上手くできている。

 頭の固い大人達を出し抜いて、少年ならではの好奇心と行動力で問題を解決し、そのなかで人間としても成長していく。「グーニーズ」や「E.T.」の雰囲気に似ていると言えばわかりやすいだろうか? 80年代ならではの牧歌的な雰囲気が何とも心地良い。

 冷戦は終わったが核戦争の恐怖はまだ終わってない。その無意味さをスマートに提示するラストが特に素晴らしい。当時のことを知らない若い世代にも観てほしい作品だ。

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