人生をかけてCOCに挑む!
モデル名 | 必要な握力 | 対象者 |
---|---|---|
ガイド | 27kg程度 | ウォームアップ&クールダウン用 |
スポーツ | 36kg程度 | 初級者向け |
トレーナー | 44kg程度 | 初級~中級者向け |
#1 | 63kg程度 | 中級~上級者向け |
#1.5 | ― | #2を目指す人向け |
#2 | 88kg程度 | 上級者向け |
#2.5 | ― | #3を目指す人向け |
#3 | 127kg程度 | 超人? |
#3.5 | ― | #4を目指す人向け |
#4 | 166kg程度 | 握力王? |
COCは強度によって9種類のラインナップがある。一般的な成人男子であれば、「トレーナー」(44kg)か、「#1」(63kg)からスタートするのがいいだろうが、最初は#1ですら苦戦するはずだ。
COCのルールでは、両方の持ち手部分が完全にくっつくまで閉じて初めて、「COCを閉じた」と認められる。9割閉じることができても、残りの1割を閉じきることがほんとに難しい。わずか1/2インチが何マイルも彼方に感じるのだ。
長い時間をかけ、やっとの思いで#1をクリアーしても、次は「#2」(88kg)が待っている。あんなに鍛えたつもりでも、びくともしない現実に、ある種の憎しみすら生まれるだろう。さらに長い時間をかけて#2をクリアーできたとしても、#3(127kg)はまったくの別格。#4(166kg)の頂きははるかに霞んで、見ることすらできない……。
あまりに高いハードル。これこそがCOCの魅力なのだ! COCにとりつかれた人は文字通り、人生をかけて#3&#4に挑戦するのだ。
【握力こぼれ話】
#4を閉じた伝説の男、ジョー・キニーは自身のトレーニングを次のように語る。
「私はワークアウトが死ぬか生きるかの戦いだと考え続けてきた。私のトレーニングの強度はそれほど強いものだったからだ。私はワークアウトを行なったのではない。戦いに出ていたのである」(握力王 Vol.IIより)