集客力を高めて マーケティングリサーチが可能なサイトに
スタートしたもののまだ試運転中の「みんなのお昼」。本格稼動させるには、ビジネスとして成立させることを考えなくてはならない。サイトということで店舗情報の掲載などによる広告収入が考えられるが、ランチ情報に限定していることでお店も限定される。そこで、利用者を対象にしたマーケティングリサーチの実施など、他の手法での収入を考えているようだ。
「マーケティングなどでのビジネスを考えると、サイトの集客力と利用者属性の個性化が大切になります。まだ、試運転ということで同業界や同業種の方からのアクセスが多いようですが、一般ユーザーの利用が増えていく中で利用者の特性を見極めていきたいと思っています」(古川さん)
たとえば、アクセスが午前中に集中し、土曜日、日曜日のアクセスは止まるのであれば、オフィス街で働くサラリーマンやOLがメインの利用者だと特定して、次の対策を立てられるということだ。さらに、集客力を高めるプランもあると古川さんは言う。
「ランチにこだわるのは女性のほうが多いようです。また、クチコミ機能やブログとの連携など、お店側からの情報だけではなく、ユーザー側からの情報提供を充実させることで、グルメサイトとしての価値を高めていきたい。まずは、ランチに詳しい人気ブロガーに声をかけたりして、ランチ情報のコミュニティを築き上げようと動いています」(古川さん)
マッシュアップをうまく利用することで、コストを極力抑えたサイト開発ができる。人員やコスト削減としての、マッシュアップのビジネス利用方法があるのだ。
- ■取材協力
- 株式会社ファイブスターインタラクティブ
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