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キャリア・ピックアップ 第10回

「オラクル マスター教科書」の著者林優子氏解説! オラクル マスター ブロンズ試験対策・前編

2007年06月07日 00時00分更新

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■正解と解説
 似たような言葉が並んだこの問題文で正解するには、用語とその意味を正しく理解している必要があります。ブロンズの試験では、このように言葉の理解力を問う出題が多くあります。そうした問題にある言葉の1つ1つを確認すると、ほとんどがオラクルデータベースのマニュアルで使われているものです。つまりブロンズの試験は、オラクルデータベースのマニュアルや参考書を読みこなせる能力が問われているとも考えられます。

 さて、上の問題の正解は「a.」になります。問題にある接続文字列とは、データベースに接続するための情報の名前のことです。したがって、接続文字列にユーザー名やパスワード、接続識別子などがあることが分かれば、この問題は( 1 )に接続文字列、( 2 )に接続識別子が当てはまると理解できるはずです。サービスの別名はネットサービス名なので、( 3 )はネットサービス名。また、ネットサービス名を接続記述子にマッピングすることによって接続処理が行なわれるので、( 4 )は接続記述子となります。

オラクル マスター ブロンズを上位資格合格へつなげるために

 これらの用語は、実際の仕事上ですべて使いこなすことはあまりないでしょう。ただし、これらの基本的な用語の意味や理屈を知っておくことは、データベース管理者の仕事をする上で大切なことです。ですからブロンズの受験勉強は、用語を改めて理解するいい機会であると言えます。その際、用語が持つ背景なども合わせて覚えていくとより理解が深まりますし、これから先に上位資格であるシルバーやゴールドを受験するためにも役立ちます。

 つまり、入門レベルのブロンズに合格することだけを考えて受験勉強するのではなく、シルバーやゴールドの合格、そして実務で知識を有効活用するという「先の目標」を意識して勉強することが大切なのではないでしょうか。そうすればオラクル マスター ブロンズを受験することで、データベース管理者として本格的なスタートをきったとも言えるでしょう。大きな目標への第一歩として、オラクル マスター ブロンズにチャレンジしましょう。

次週、後編に続く

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