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広角から望遠までこなすコンパクト望遠機

【レビュー】LUMIX DMC-FZ18

2007年08月13日 13時00分更新

文● 行正和義

広い焦点距離による高い実用性

やや大型化したとはいえボディはかなりコンパクトで、500mmクラスの望遠機をかばんに入れられて、なおかつ28mm広角まで1台でこなせるというのは重宝する。単に“最望遠で遠距離の被写体を大きく撮れる”というだけでなく、被写体と背景のサイズの組み合わせの自由度が高いのはありがたい。特に望遠(12~18倍)の際にマクロモード(テレマクロ)にすると約1mまで近接でき、昆虫撮影などあまりレンズを近つけられないケースではかなり使い勝手が良い。インテリジェントオートにしておいて望遠のまま近い被写体を狙えば、自動的に“テレマクロ”となるのも便利だ。

ズーム倍率が大きいと、適切な画角のところできちんとレンズを止めるのが難しい気もするが、ズーミングの速さはズームレバーの角度による可変速となっており、慣れればすばやく期待どおりの画角に合わせることも可能だ。なお、ズームレバーを目いっぱい操作したときは、最広角~最望遠までが約2.5秒、軽く回しただけならば約6.5秒かかる。

撮影画像を見てみると、広角時での周辺画像の歪みやボケなどの劣化、最大望遠にしたときの解像感が落ちるといった辺りは、高倍率ズームレンズにはありがちな問題なのでやむをえないところではあるだろう。明暗の激しいシーンでは、コンパクトデジタルカメラにありがちな“白とび/黒つぶれ”は見られるものの、ハイライト部周囲のエッジの着色などはかなり抑えられている。

望遠ズームモデルのデジタルカメラも増えてきているが、レンズ一体型のコンパクトデジタルカメラにとっては、焦点距離の幅が幅広い方がなにかと便利であることは間違いない。単に“望遠で撮りたい”など用途がはっきりしている人だけでなく、とりあえず“どんなシーンでも1台でこなしたい”人にとっても便利に使えるだろう。マニュアル撮影機能を押さえつつ、フルオートで撮っても失敗しにくい工夫が随所になされているFZ18は、上級者のサブ機から初心者のメイン機まで、さまざまな人にとって損をしない製品となっている。

LUMIX DMC-FZ18のスペック
撮像素子 1/2.5インチ有効810万(総832万)画素CCD
レンズ 光学18倍ズーム、f=4.6~82.8mm(35mmフィルムカメラ換算時:28~504mm)、F2.8~4.2
静止画撮影 最大3264×2448ドット
ISO感度 オート、ISO 100/200/400/800/1250/1600(高感度モード時はISO 1600~6400)相当
動画撮影 最大848×480ドット、30fps、QuickTime Motion JPEG形式
ディスプレー 2.5インチTFT、約20万7000画素
記録メディア 内蔵 約27MBフラッシュメモリー&SDメモリーカード(SDHC対応)、MMC(静止画のみ)
インターフェース USB、AV出力
電源 リチウムイオン充電池(DMW-BMA7)
撮影可能枚数 約400枚(CIPA規格)
本体サイズ 幅117.6×奥行き88.2×高さ75.3mm
重さ 約360g(本体のみ)/約407g(装備重量)

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