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薄型コンパクトデジカメ『DMC-FX33/FX55』も発表

松下、広角28mmからの光学18倍ズーム対応『DMC-FZ18』を発売

2007年07月24日 14時00分更新

文● 編集部 若林健太

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松下電器産業(株)は24日、液晶ビューファインダー(EVF)を装備した高倍率ズームデジタルカメラの新製品として、広角28mmからの光学18倍ズームに対応し、同社初の顔認識AE/AFにも対応した『DMC-FZ18』を8月末に発売すると発表した。価格はオープンプライス。予想実売価格は5万5000円前後。


併せて、顔認識AE/AF対応のコンパクトデジタルカメラの新製品として、薄さが22mmで広角28mmからの光学3.6倍ズーム機『DMC-FX33』と、3インチの大画面液晶パネルを搭載する上位機種『DMC-FX55』を8月末に発売する。価格はいずれもオープンプライス。予想実売価格は順に、4万3000円前後、4万5000円前後。

光学18倍ズームに対応するDMC-FZ18

シルバー

シルバー

ブラック

ブラック

DMC-FZ18は、今年1月に発表された『DMC-FZ8』(関連記事)の後継機種。35mm換算で28~504mm光学18倍ズームに対応したのが特徴。レンズには、“ED(特殊低分散)レンズ”を2枚採用することで、ゆがみや色収差を低減しているという。そのほか、撮影素子は有効720万画素CCDから810万画素CCDに、感度は通常撮影時ISO 1250相当/高感度モード時ISO 3200相当から、通常撮影時ISO 1600相当/高感度モード時ISO 6400相当に強化されている。

撮影補助機能として、従来の“トリプルブレ補正、カメラの動きに合わせて自動でピントを追いかける“コンティニュアスAF”に加えて、新たに顔認識AE/AF(最大15人の顔認識が可能)や、被写体の顔情報/距離情報/明るさの情報などを判別して自動的に撮影モードを切り替える“自動シーン判別”、さらに、撮影モードを“おまかせiA(インテリジェント オート)”モードに設定しておけば、これら4つの機能が自動的に実行される。

トリプルブレ補正光学式手ぶれ補正高感度(最大ISO 6400相当)、被写体の動きに合わせてISO感度やシャッタースピードを自動調整する“動き認識(インテリジェントISO感度)”の3つを同社ではこのように総称している。

また、シーン撮影モードの中でより細かい設定を行なえる“アドバンスシーンモード”を搭載している。これは、例えば人物撮影モードなら、美肌処理を行なう“美肌”、ブレを軽減する“屋内撮影”、フラッシュで日中シンクロを行なう“屋外撮影”、絞り値が変更可能な“クリエイティブ”といったように、シーン撮影モードの中で絵作りの違いを楽しめるというもの。同社では、この機能はシーン撮影モードから一歩進んだ絵作りをしたいが、シャッター速度や絞りといった数値に詳しくないと言うユーザー向けの機能としている。

DMC-FZ18の主な仕様
撮像素子:1/2.5インチ有効810万画素CCD| レンズ:LEICA DC VARIO-ELMARITO 光学18倍ズーム| 焦点距離/開放F値:4.6~82.8mm(35mm換算で28~504mm相当)/F2.8~4.2相当| ISO感度: 最大1600相当(高感度モード時6400相当)
液晶ディスプレー:2.5インチ低温ポリシリコンTFT(約20万7000画素) | 記録メディア:SDメモリーカード(SDHCメモリーカード対応)/MMCまたは内蔵27MBメモリー| バッテリー:リチウムイオンバッテリー| バッテリー寿命:約400枚(CIPA測定基準)
本体サイズ:幅117.6×奥行き88.2×高さ75.3mm| 重量:約407g(バッテリー、メモリーカードを含む) | カラーバリエーション:シルバー、ブラック


スタイリッシュモデルのDMC-FX33/55

プレシャスシルバー

プレシャスシルバー

ショコラブラウン

ショコラブラウン

カクテルピンク

カクテルピンク

シェルホワイト

シェルホワイト

コスモブルー

コスモブルー

DMC-FX33は、今年1月に発表された『DMC-FX30』(関連記事)の後継機種。撮影素子は有効810万画素CCD(従来は有効720万画素)に、感度は通常撮影時ISO 1600相当/高感度モード時ISO 6400相当(従来は通常撮影時ISO 1200相当/高感度モード時ISO 3200相当)に強化された。

撮影補助機能として、DMC-FZ18と同様のおまかせiAモードを搭載。ただし、AF機能にはコンティニュアスAFではなく、シャッターボタンを半押ししなくてもカメラを構えると同時にピント合わせを開始する“クイックAF”を採用している。また、今年5月に発表された『DMC-FX100』(関連記事)と同様、最高で毎秒7コマの撮影が行なえる“高速連写モード”も備えている(記録画素数は約200万画素で固定)。

DMC-FX33の主な仕様
撮像素子:1/2.5インチ有効810万画素CCD| レンズ:LEICA DC VARIO-ELMARITO 光学3.6倍ズーム| 焦点距離/開放F値:4.6~16.4mm(35mm換算で28~100mm相当)/F2.8~5.6相当| ISO感度: 最大1600相当(高感度モード時6400相当)
液晶ディスプレー:2.5インチ低温ポリシリコンTFT(約20万7000画素) | 記録メディア:SDメモリーカード(SDHCメモリーカード対応)/MMCまたは内蔵27MBメモリー| バッテリー:リチウムイオンバッテリー| バッテリー寿命:約280枚(CIPA測定基準)
本体サイズ:幅94.9×奥行き22.0×高さ51.9mm| 重量:約154g(バッテリー、メモリーカードを含む) | カラーバリエーション:プレシャスシルバー、ショコラブラウン、カクテルピンク、シェルホワイト、コスモブルー


プレシャスシルバー

プレシャスシルバー

エクストラブラック

エクストラブラック

カクテルピンク

カクテルピンク

DMC-FX55は、2006年7月に発表された『DMC-FX50』(関連記事)の後継機種。バッテリーパックの変更などにより、奥行きをDMC-FX50の25.1mmから22.8mmに薄型化したのが特徴である。背面の液晶ディスプレーに3インチ23万画素液晶ディスプレーを搭載する以外の撮影機能はDMC-FX33と同等。

DMC-FX55の主な仕様
撮像素子:1/2.5インチ有効810万画素CCD| レンズ:LEICA DC VARIO-ELMARITO 光学3.6倍ズーム| 焦点距離/開放F値:4.6~16.4mm(35mm換算で28~100mm相当)/F2.8~5.6相当| ISO感度: 最大1600相当(高感度モード時6400相当)
液晶ディスプレー:3.0インチ低温ポリシリコンTFT(約23万画素) | 記録メディア:SDメモリーカード(SDHCメモリーカード対応)/MMCまたは内蔵27MBメモリー| バッテリー:リチウムイオンバッテリー| バッテリー寿命:約280枚(CIPA測定基準)
本体サイズ:幅94.9×奥行き22.8×高さ57.1mm| 重量:約165g(バッテリー、メモリーカードを含む) | カラーバリエーション:プレシャスシルバー、エクストラブラック、カクテルピンク

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