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週末見るコンテンツはコレ★ 第1回

【週末見るコンテンツはコレ★】

ちょっと涼しい気分になる皇帝ペンギンと不思議な博物館と超自然的兄弟愛!

2007年08月03日 18時50分更新

文● 大石太郎

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バツイチ・ボンクラ男が博物館を守る!
『ナイトミュージアム』

1枚組み 価格:2990円
2枚組み特別編 価格:3990円
Blu-ray Disc 価格:4935円
8月3日発売
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン(株)
http://microsites2.foxinternational.com/jp/natm/

劇場公開時、精力的にCMを打っていたのでご存じの方も多いことだろう。個人的にアメリカン・ライト・コメディーも主演のベン・スティラーも大好き(『ズーランダー』(http://www.amazon.co.jp/dp/B000197I00)』は必見!)なのだが、お涙頂戴映画がメインストリームの今の日本映画界で受け入れられるの? 宣伝費大丈夫? などと余計な心配をして夜も眠れず、昼にぐっすり眠る生活を送っていた……。と、お金の問題はさておき、映画としてのクオリティはノー問題。歴史あるアメリカン・ライト・コメディーの定石を外さず、すっきりと楽しめる作品で、週末にのんびり観賞するにはもってこい。

(C)2007 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

(C)2007 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

定職を持たないバツイチ男が、息子のために一連発起。就職した先は夜になると展示品が動き出すエクストリームな博物館だった! ティラノザウルスに歴史上の人物、アフリカの動物たちが夜になると動き出すというアイデアに、親子の愛、動き出した歴史上の人物との友情、そしてボンクラ中年が人間的に成長する姿がバランス良く練り込まれ、テンポよくストーリーは進行する。博物館の展示品が動き出すという設定を、アホらしいと思うのか、素直に受け入れられるのかによって評価は大きく分かれるところではあるが、後者であれば間違いなく楽しめるだろう。

個人的にツボだったのが、テディ・ルーズベルト大統領役のロビン・ウイリアムスが蝋人形に変わる寸前の表情。見るたびに“新春かくし芸大会”のハナ肇の銅像コントを思い出してしまった。30代以降の皆さんは「たわしでゴシゴシ洗ったり、歯磨き粉塗ったくったりしたらいいのに~!」とか思いながら観賞するとより楽しめますよ(違う意味で)。


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