改善点その2――よりわかりやすく
A600で新しく採用されたリモコンは、上部にある“スタートメニュー”ボタンを押すと、画面に簡易メニューが表示される。初めてRDを使う人にとってはわかりやすくなったと言える。
また、リモコンのボタン配置が変更され、より直感的に操作できるようになった。例えば従来機のリモコンは“終了”ボタンと“戻る”ボタンが非常に離れた位置に配置されており、さらにメニューによって“戻る”が終了だったり、“終了”が文字通りの終了だったりと操作が異なっていたため操作しにくかった。A600でも、メニューによって操作が異なる点は旧来と同様だが、“戻る”と“終了”ボタンが近い場所に配置されているので、より直観的に操作できるようになっている。
そのほか、従来のRDのリモコンの数字キーは、“再生”や“巻き戻し”といった機能も割り当てられており、そちらの操作が優先される。チャンネルを変更する場合は“シフトキー”を押しながら数字キーをおさなければならず(一応、シフトキー3秒長押しで数字キーが優先となるが、1分間無操作状態だと元に戻る) 、やや面倒だった。
しかし、新しいリモコンは、側面にスライドスイッチがついており、これを前側に切り替えることで数字キーを押すだけでテレビのチャンネルを切り替えることが可能となった。