HD DVD-Rに7時間、DVD-Rに2時間のハイビジョン録画ができる
東芝、MPEG-4 AVCでの保存が可能なレコーダー「VARDIA」新機種を発表
2007年10月31日 18時16分更新
(株)東芝は31日、HDD/HD DVDレコーダー「VARDIA」(ヴァルディア)の新機種として、「MPEG-4 AVC」形式での保存に対応した「RD-A301」を発表した。価格はオープンプライス。11月1日から予約を開始し、12月中旬に発売する。想定実売価格は10万円を切る程度。
RD-A301は、10月2日から千葉県の幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2007」に参考展示されていた機種(関連記事)の1台。MPEG-2をMPEG-4 AVCに変換するトランスコーダーを搭載しており、録画した番組をMPEG-4 AVC形式に変換することで、300GBの内蔵HDDに最大で約159時間分のフルハイビジョン番組を保存できる(従来のMPEG-2形式では約39時間)。また、HD DVD-Rへの書き出しも可能で、MPEG-4 AVC形式の場合は2層メディアに最大約14時間、1層メディアに約7時間のハイビジョン番組の記録が行なえる。
さらに、DVD-R/RW/RAMメディアにMPEG-4 AVC形式(HDVRフォーマット)で記録するDVDフォーラムの規格「HD Rec」に対応。1層メディアに最大約2時間、2層(DL)メディアに約4時間のハイビジョン番組を記録できる。
MPEG-4 AVCへのトランスコードは「TSEモード」と呼ばれ、ビットレートは3.6M~17Mbpsまでの47段階を選択可能。音声に関しては変換を行なわず、5.1chサラウンド音声(AAC)を2ストリーム(日本語と英語など)保存できる。なお、MPEG-4 AVCでの記録直接記録は今後のソフトウェアバージョンアップで対応していく予定。
地上/BS/110度CSデジタル放送に対応したデジタルチューナーを2つ内蔵し、2番組同時録画が可能。HDD内に録画した番組の再生が終了すると同時に、その次に何をするかをメニュー表示する「つぎこれ」機能も新たに搭載した。例えば、連続ドラマであれば「次の回を見る」「次の回を予約する」といったメニューが表示され、それを選択するだけで次の動作に移行できる。
映像出力端子はHDMI×1、コンポーネント×1、Sビデオ出力×1、コンポジットビデオ出力×1。本体サイズは幅430×奥行き375×高さ69mm、重量は6.1kg。