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“W録”中でもHD DVDの再生が可能

記録型HD-DVDドライブ搭載の“VARDIA”が登場

2007年06月12日 15時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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(株)東芝は12日、HDD&DVDレコーダー“VARDIA”(バルディア)の新機種として、記録型HD DVDドライブを搭載した『RD-A600』『RD-A300』を発表した。発売は今月末で価格はオープンプライス。

“VARDIA”『RD-A600』(左)と『RD-A300』(右)

同社のHDD&DVDレコーダープロダクトでは最上位モデルに当たる今回の2機種。最大の特徴はHD DVD-R/-R DLへのビデオの書き出しが可能となっている点だ。DVD-R/-R DL/-RW/-RAMへの書き込みにも対応している。2機種の違いは搭載HDDの容量で、A600が600GB、A300が300GBとなる。

RD-A600/A300は、地上/BS/CS対応デジタルチューナを2つ、地上アナログチューナを1つ搭載しており、ハイビジョン番組(もしくは地上アナログとハイビジョン番組)の2番組同時録画(TS1とTS2、もしくはTS1/TS2とRE)が可能。その際、新機種では以下のような操作が並行して可能になった。なお、“RE”とは従来“VRモード”(Video Recording)と呼ばれていた録画方式で、コピーワンス番組の記録が可能なフォーマット。

TS1とTS2の同時録画時 RE(VR)とTS2の同時録画時
HDD内別タイトルの再生 △(TSタイトルの再生は不可)
各種ナビ(操作)画面起動
録画予約
プレイリスト編集
チャプター編集
追っかけ再生(TS1/RE or VR)
追っかけ再生(TS2) ×
HD DVD-R再生 △(TSタイトルの再生は不可)

また、DVDからHD DVDへのダビングも可能。さらにi.LINK(IEEE 1394)搭載のほかのVARDIA(RD-XD92D、RD-S600)、もしくは“RD”シリーズ(RD-Z1、RD-X6、RD-T1、RD-X91)のHDDに記録されたハイビジョン番組も、RD-A600/A300とi.LINK接続することによりHD DVDへのムーブが可能となっている。

前面

前面。下方左にB-CASカードスロット、右にビデオ/音声入力とi.LINK端子が並ぶ

背面

背面。左下にはスカパー連動端子、LAN、i.LINK、HDMI出力が、中央には映像/音声入出力が並ぶ

そのほか、同社の液晶テレビ“REGZA Z2000”シリーズなど、DTCP-IP対応の機器で、RD-A600/A300内のハイビジョン映像をLAN経由で再生することができる(なお、REGZA Z2000以外の機器での再生は保証外となる)。

操作の使い勝手も向上

“縦表示に対応した“WEPG”

縦表示に対応した“WEPG”

使い勝手の面では、メニュー画面や電子番組表(WEPG)などの表示速度がアップし、従来機よりもサクサク操作できるようになった。番組表は従来の横表示に加え、縦表示も可能になっている。

新リモコン

新リモコン

リモコンも新デザインのものとなり、従来のものよりボタンが大きい。またスライド式の蓋を採用することで通常露出するボタン数も少なくなり、より分かりやすくなった。さらに信号送信用の赤外線送信部を2つ搭載。テレビに向かってリモコンを向けた状態で、垂直方向とやや下に向いた方向に送信部を配置することで、テレビとその下のレコーダーの両方を操作できる。

そのほか、おすすめサービスに関する新着情報を告知する“ぷちまど”の搭載や、番組表データを“グルメ”“ヘルス”といった7つのキーワードに自動分類する機能を搭載する。

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