このページの本文へ

50製品以上登場!? “GeForce 8500/8600”シリーズ搭載カードが18日に一斉デビュー!

2007年04月17日 23時59分更新

文● 増田

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NVIDIAから17日に正式発表となった最新GPU“GeForce 8500/8600”シリーズを搭載したPCI Express x16対応ビデオカードが18日に一斉デビューとなる。秋葉原の各ショップ店頭でも18日の開店と同時に販売がスタートする予定だ。

NVIDIAから17日に正式発表となった最新GPU“GeForce 8500/8600”シリーズを搭載したPCI Express x16対応ビデオカードが18日に一斉デビューとなる

 “GeForce 8500/8600”シリーズは、すでに販売中のハイエンドモデル“GeForce 8800”シリーズの下位に位置することとなるミドルレンジの製品だ。8000番台の型番が与えられていることからもお分かりのように、DirectX 10の統合シェーダ命令セットや“Shader Model 4”機能のフルサポート、ビデオ再生支援機能“PureVideo HD”など“GeForce 8800”シリーズの特徴はそのまま踏襲。違いとしては、製造プロセスが“GeForce 8800”シリーズの90nmから80nmにシュリンクされたこと、“GeForce 8800 GTX”で128、“GeForce 8800 GTS”で96あったストリームプロセッサ数が“GeForce 8600”シリーズで32、“GeForce 8500”シリーズで16となったこと、メモリインターフェイスが全て128bitになった(“GeForce 8800 GTX”は384bit/“GeForce 8800 GTS”は340bit)ところなどが挙げられる。
 ラインナップは上から“GeForce 8600 GTS”“GeForce 8600 GT”“GeForce 8500 GT”の3モデル。リファレンスとされる各GPUのコア/メモリクロックは“GeForce 8600 GTS”が675MHz/2000MHz、“GeForce 8600 GT”が540MHz/1400MHz、“GeForce 8500 GT”が450MHz/800MHzとなるが、下記にも紹介しているようにメーカーによって多数のオーバークロックモデルも用意されている。なおメモリは“GeForce 8600 GT/GTS”がDDR3、“GeForce 8500 GT”がDDR2に対応し、言うまでもなく全てのモデルがSLIに対応している。

“GeForce 8800”シリーズの特徴はそのまま踏襲。違いは90nmから80nmにシュリンクストリームプロセッサ数が減少、メモリインターフェイスが全て128bitになったところなど。基本的に1スロットとなる冷却機構もミドルレンジらしいといえる

 18日から秋葉原の多数のショップで販売されるこれらのビデオカードだが、ミドルレンジクラスの製品ということもあり、発売メーカーと各モデルの多さがある意味“大変”なことになっている。ここ1ヵ月あまりで発売予定となっている製品は、おそらく50を越えてくる見込み。メーカー、代理店はまだしも販売ショップやユーザー、メディアなどにとっては「もう何がなにやら……」という状態に近い。
 価格帯は“GeForce 8600 GTS”が約2万8000円~3万3000円、“GeForce 8600 GT”が約1万7500円~2万3000円、“GeForce 8500 GT”が約1万1500円~1万4000円といったところ。従来のラインナップと比較すると“GeForce 7900”が“GeForce 8600 GTS”に、“GeForce 7600 GT”が“GeForce 8600 GT”に、“GeForce 7600 GT”が“GeForce 8500 GT”シリーズにそれぞれ置き換わるという理解で、おおよそは間違っていないと思われる。
 ショップによって取り扱いラインナップの種類は異なるが、以下に紹介するのは明日、開店と同時に購入が可能なモデル。これ以外に18日当日からそれ以降、続々と新モデルが追加される。リファレンスモデル以外のメーカーオリジナルモデルも多数見られるので、選択肢の数は十分過ぎるといっても過言ではない。なお、各ショップの販売価格は18日夜に掲載予定だ。

“GeForce 8600 GTS”搭載のリファレンスモデルGigabyte「GV-NX86S256H-B」。ほかにOC/ファンレス仕様などもあるようだが、発売はまだ先

inno3Dはリファレンス基板をベースにした製品を全4モデル。“GeForce 8500 GT”搭載モデルに今回唯一のDDR2 512MBをラインナップしているのが特徴。またパッケージは今回から一新され小型化、明るいイメージへとなった

Leadtekからはとりあえずリファレンスの“GeForce 8600 GTS”搭載モデル「WinFast PX8600GTS TDH 256MB」が登場。もちろん今回もOC版のExtremeが用意されているが、発売はまだ

MSIの“GeForce 8600 GTS”搭載「NX8600GTS-T2D256E-HD-OC-R」。オリジナル基板採用、静音FAN搭載でさらに700MHz/2100MHzにOCされている

MSIの“GeForce 8600 GT”搭載「NX8600GT-T2D256E-HD-OC」。こちらもオリジナル基板採用、静音FAN搭載でさらに560MHz/1600MHzにOCされている

MSIの“GeForce 8500 GT”搭載「NX8500GT-TD256E」。標準クロックながらオリジナルFANを搭載する

XFXは“GeForce 8600 GTS”がOC版(730MHz/2260MHz)/ノーマル版の2モデル、“GeForce 8600 GT”OC版(620MHz/1600MHz)、“GeForce 8500 GT”ノーマル版が1モデルずつの4モデル

【関連サイト】

【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中