ASUSTeK主催(株式会社ユニティ協賛)の秋葉原イベント“ASUS春のフレッシュフェア”が恒例の“CAFFE SOLARE 秋葉原店”で本日開催された。
イベントでは、すでに秋葉原でも販売が始まっているWindows Vista Editionシリーズのマザーボードを採用したPCの展示デモや、ベアボーンPCの自作教室、そして目玉となったノートPC用の外付けビデオカードボックス「XG Station」の国内初お披露目などがあった。
「XG Station」は、筐体の中に従来販売されているPCI Express x16対応のビデオカードが入っており、これをノートPCのExpressCardスロットに接続するというユニークな発想の製品だ。ただExpressCardを利用するということでインターフェイスはPCI Express x1に制限される。そのため、搭載しているビデオカードの性能をフルに発揮できるかどうかは疑問の残るところだが、それでもチップセット統合のVGA機能よりは、はるかに高性能となるはずだ。ちなみに、今回の展示機には“GeForce 7900 GS”搭載カードを採用している。
関係者の話では「基本的にはPCI Express x16のビデオカードであればGeForce系/Radeon系ともに装着可能で、厚みのある2スロット仕様の製品も収納できる」とのこと。電源はACアダプタを利用。本体正面には情報表示用のパネルと大きなボリュームコントローラーを備えており、サウンド音量やGPUクロック、ファンスピードなどが調節可能となっている。現時点では価格は未定ながら、5月以降の販売を予定しているとのことだ。
もうひとつ、飛び入りの登場で目立っていたのが“GeForce 8800 GTX”搭載カードの水冷バージョンとなる「EN8800GTX AquaTank/HTDP/768M」。カード本体と水冷ユニット部、合わせて4スロット仕様となる大掛かりな製品となる。冷却効率が上がったためか、コア/メモリクロックが大幅にクロックアップされているのもポイントで、コアは575MHz→630MHz、メモリは1800MHz→2060MHzへと引き上げられている。発売は来週を予定しており、価格はなんと10万円オーバー。これには担当者も苦笑いといったところだが、現段階でのGeForceシリーズ最速モデルとして限定的に出回るようだ。