この連載は江渡浩一郎、落合陽一、きゅんくん、坂巻匡彦が週替わりでそれぞれの領域について語っていく。今回は江渡浩一郎がスマホ向けゲーム「TIME LOCKER」を紹介します。
「TIME LOCKER」のすすめ
今回は、私がはまっているゲームを紹介する。「TIME LOCKER」だ。
このゲームは、いわゆるシューティングゲームに分類されるが「自分が止まると世界も止まる」という特長を持っている。
通常シューティングゲームは、敵が攻撃していく中を反射神経ですり抜けながら先に進んでいかなくてはいけない。つまり、どうしても反射神経が要求される。しかし、このゲームは「自分が動いている間だけ世界の時間が進む」というルールにすることで、攻撃が殺到したときはまず自分が止まることで周囲の状況を確認し、考えながら移動することができる。つまり、まるでストラテジーゲームのように考えながらプレイできるのだ。
たったこれだけの工夫で、いままでのシューティングゲームにない操作体験を実現することに成功した。
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