日本で磨いたビジネスモデルで世界へ
通信会社の世界進出といえば、これまでは「現地キャリアの買収」がいくつかあったが、どれも失敗に終わっている。
しかし、KDDIの場合はモンゴルやミャンマーなど現地企業と組んでキャリアを立ち上げ、成功させてきた。
povoの新たな取り組みは、もともとpovoのベースとしてあったシンガポールのCircles.Life社の仕組みを生かしつつ、日本流のアレンジを施して海外のキャリアと組んで展開しようという試みだ。
KDDIではモビリティの分野でもアメリカに進出するのだが、それも現地キャリアのベライゾンとタッグを組む。
KDDIは「買収」ではなく、現地キャリアとパートナーになりつつ、日本で磨き上げた「ビジネスモデル」を輸出する海外進出をこれからも強化していくようだ。
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