目指すのは「通信が日常に溶け込む世界」
povoはもともとZ世代に向けた新しい通信サービスとしてスタートした。
しかし、「Z世代向けと言いながら、実際のユーザーはそこまでZ世代には集中していない。すべての世代に、Z世代の気持ちがあると言えなくもないが、僕らのアプローチやマーケティングが芯を捉えてないかもしれない。
いままでは通信キャリアのアプリを使ってくださいということをやってきたが、それは違う気がしている。
髙橋社長が言うように『通信が日常に溶け込む世界』を目指していく」(秋山社長)。
KDDIではこの取り組みを2月末にスペイン・バルセロナで開催された「MWC2024」で発表した。日本だけではなく、世界に展開したい考えだ。
秋山社長は「MWCでは20程度のキャリアと話をする機会を得た。みなさん『面白いことを考えているな』と言ってくれる。
Z世代へのアプローチは各国、各キャリアの関心事であり、オープンな通信キャリアは誰もが一度は考える。関心はとても高いと実感している」と自信を見せる。
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