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ファーウェイ通信 第208回

モバイル通信が可能なスマートウォッチがファーウェイから登場

eSIM搭載で単体でナビ&通話ができるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 4」のスゴい新機能を見る!

2023年12月11日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

提供: ファーウェイ・ジャパン

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eSIM搭載で単体でモバイル通信が可能 新たな体験が可能になった!

 HUAWEI WATCH 4の目玉はここまで紹介したとおりにeSIM搭載だ。これにより、Bluetoothでペアリングしたスマホが近くにない場合でも、単体でデータ通信や通話が可能になる。

 eSIMは、Android/iOS向けに用意されたスマホアプリ「HUAWEI Health」から設定する。手元にeSIMの契約情報があれば、作業に難しいことは何もなく、数分で完了する。なお、スマホとスマートウォッチで同じ1つの番号を使用するサービスには非対応。スマホとは別の独立した料金プラン、電話番号を使用する必要がある点には注意したい。

HUAWEI WATCH 4

eSIMは「HUAWEI Health」アプリ~から登録する

HUAWEI WATCH 4

QRコードが用意されているタイプなら、スマホのカメラで取り込むだけで簡単

 データ通信については、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天の各社のeSIMに対応している。APNの変更も、HUAWEI WATCH 4の設定画面から可能なので、MVNOの各種SIMなども基本的に利用できる。ただし、音声通話についてはドコモ/ソフトバンク系のSIMのみとなる。

HUAWEI WATCH 4

今回は楽天モバイルのeSIMを登録してみた

HUAWEI WATCH 4

APNの手動設定も可能なのでMVNOの格安SIMなどでも利用できる

 eSIM対応は、やはりスマートウォッチの新たな使用体験をもたらしてくれる。HUAWEI WATCH 4では、本体に内蔵されたマイクとスピーカーを使って通話ができ、SMSの送受信もすべてHUAWEI WATCH 4から可能。

 ナビについては、ファーウェイが用意する「Petal Maps」で利用する。スポットの情報はやや少なく感じたが、道路などはしっかりデータに含まれており、移動の際は大きな不満は感じないだろう。また、ランニングなどのワークアウト中に、リアルタイムで自身の位置とルートを確認することもできる。

HUAWEI WATCH 4

Petal Mapsでマップを表示させたところ

 また、登山時などで道を迷ったときに便利なルートバック機能はHUAWEI WATCHシリーズには以前から搭載されていたが、マップに重ねて表示されるようになるので、利便性は大きく増している。ジョギングなどのワークアウト中は、スマホを持ち歩く必要がなくなるのは大きなメリットだし、その状況で緊急的な連絡が発生しても、通話可能なのは安心できる。

UXも大きく進化 よく使う機能をすぐにアクセス可能

 HUAWEI WATCH 4では、eSIM以外にも、使用体験を向上させる変更が加えられている。

HUAWEI WATCH 4

右下のボタンはカスタマイズ可能なボタンになっている

 たとえば、右下のボタンを押すことで画面に表示される「クイックバー」。従来モデルでは、右下のボタンにはどれか1つの機能だけを割り当てられたのだが、クイックバーでは3つまでの機能を登録可能。ポップアップされるようにアイコンが表示されて選択できる。いずれにしてもメニューの一覧から探し出す手間が要らず、よく使う機能にいち早くアクセスできる。個人的には「ワークアウト」「睡眠」「タイマー」を使う機会が多いので、それらを登録することにした。

HUAWEI WATCH 4

あらかじめ設定しておいた3つのアプリアイコンを表示する

 また、画面上部に表示されたボール(アイコン)にワンタップするだけで、タスクにアクセスできる「フローティングタスクボール」も追加された。従来モデルでは、ワークアウトをスタートさせると、他の機能は基本的には使えなかったが、HUAWEI WATCH 4では、通常の画面に切り替えて、通話やストップウォッチ、タイマーなどの機能を利用できる。その際に、画面上部に小さなアイコンが表示されるので、これをタップすればすぐにワークアウト画面に復帰できるわけだ。

HUAWEI WATCH 4

バックグラウンドでワークアウト機能を起動している状態。上部中央の丸いアイコンをタップすれば、すぐにワークアウト機能に戻れる

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