ファーウェイ通信 第211回
「ドライバーの健康管理」「ゴルフ場の運営管理」など、事例はさまざま
ファーウェイ製スマートウォッチは、物流トラックにゴルフ場と働く人たちの現場も支えていた!
2024年02月13日 11時00分更新
いつもはスマートウォッチやオーディオ機器など、ファーウェイの新製品レビューを中心にお届けしている「ファーウェイ通信」だが、今回はいつもとは少し趣向を変えてのお届け。ファーウェイのウェアラブル端末は、働く人たちの現場でも実は活躍している! ということで、同社の法人向けソリューション事業の現況について取材した内容をお届けする。
ファーウェイのスマートウォッチは
法人向けソリューションでも広く活用されていた
ファーウェイ・ジャパンは、2024年1月24日~26日に東京ビッグサイトで開催された物流業界向けの展示会「第3回 スマート物流EXPO」において、生体データ事業を展開するスタートアップ企業、enstem(エンステム)社と共同出展した。
ファーウェイというと、大手量販店でも見かける機会が多いスマートウォッチやワイヤレスイヤホンなどのコンシューマー向け製品のイメージが強い。しかし、同社製ウェアラブル端末を活用した法人向けソリューション事業にも積極的に取り組んでいる。
ファーウェイ・ジャパン 法人営業本部の井上千郷シニアアカウントマネージャーによると、現在注力しているのは「安全運転」「安全生産」「健康経営」「介護・福祉」という4つの分野。この1年間で約100社の企業とコンタクトをとり、サービス開発に向けた取り組みを進めてきたという。
SDK方式による独自のアプリ・サービス開発では
ファーウェイ製アプリを通さず、データの取得が可能
井上氏によると、ファーウェイの優位性の1つは、同社製ウェアラブル端末が心拍数や血中酸素レベル、睡眠などのヘルスケアデータを正確に取得できることだという。しかもそれらのデータ活用は必ずしもファーウェイ製アプリを用いることが前提になっていない。
ウェアラブル端末から取得したデータと連携する法人向けアプリやサービスを開発するにあたっては、ファーウェイのアプリ/サーバーを利用するAPI方式に加えて、サービス事業者が独自に開発したアプリ/サーバーを利用するSDK方式が選択可能。SDK方式では、データがファーウェイのサーバーを経由しないため、各事業者独自のセキュリティー基準をクリアしたサービスを開発できる。こうした柔軟な開発環境を活用できることがメリットとなっている。
もちろん、前述した多様かつ正確なデータが取得できるという点も大きい。それを支えているのは研究開発への継続的な投資であり、たとえば心拍数モニタリング技術「HUAWEI TruSeen」は2016年からの7年間で5世代目にまでアップデートしている。ウェアラブル端末のラインアップが豊富で、状況や用途に応じた製品を選択できる点も大きい。
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