このページの本文へ

スマートアイランド化推進に向け、住民にデジタル化の恩恵を

八丈島でスマートディスプレイ150台が導入 高齢者の見守りを実証実験

2023年11月15日 10時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズおよび東京都八丈町は、2023年11月14日、八丈島のスマートアイランド化、サステナブル・アイランド化推進の一環として、NTTコミュニケーションズとアイラとの協力のもと、八丈町の地域住民向けにスマートディスプレイを導入したことを発表した。高齢者等のスマートフォンを持たない住人に対して、デジタル技術の恩恵を享受してもらうことが目的となる。

 本事業は、東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」の枠組みを活用しており、行政からの情報発信の高度化と、高齢者等の見守り機能の有効性を検証して、行政のデジタル化を推進するもの。

見守り機能のイメージ

 スマートディスプレイの導入規模は、管理者端末を含む150台。配布対象者は、在宅で介護サービスを受けている方やフレイル、プレフレイルの方、独居高齢者や高齢者世帯等で見守りを必要としている方およびデジタル機器の操作に不慣れな方になる。

 スマートディスプレイ端末は、アイラの「hoam」を採用、加えて高齢者等向けサービスとしてアイラの「ささえiコミュニティサービス」を利用して「八丈ちゃんねる」を運用する。

スマートディスプレイ端末(普段は時計としても利用可能という)

 みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは、本事業構築や実施に係る全体支援、スマートアイランド化に向けた他の施策との各種調整を担う。NTTコミュニケーションズは、通信環境の提供および端末のキッティング、自治体DX推進および住民の利用定着に向けた伴走支援を、アイラは、端末と八丈ちゃんねるのシステムの提供およびシステムの運用支援を担当する。

説明会の実施風景

カテゴリートップへ