ソニーは自動車メーカーの脅威に
自動車メーカーはクルマに通信機能を載せ、クラウドAIによる音声認識や情報提供をするパーソナルアシスタントを組み込み、さらにカメラやセンサーを増やすことで、視認性を上げると共に、運転補助や自動駐車、将来的には自動運転まで提供しようとしている。
まるでクルマがスマートフォンのような世界観を目指しているように思える。
そんななか、ソニーは、スマートフォンやテレビ、オーディオ、カメラなどの家電やデバイスを得意するなか、その知見を生かしたクルマをつくろうとしている。
実はホンダもソニーも、出身こそ違えど、目指す方向性は一緒なのかもしれない。
もちろん、すでに商品として販売しているホンダのほうがかなり先を行っているのは間違いない。ソニーはこれから安全性をさらに高める必要があるだろうし、生産や販売をするとなれば、それなりの体制を組む必要が出てくる。
自動運転を実現するにはカメラやセンサーの技術が不可欠だ。将来的に高速道路での自動運転が当たり前になれば「ドライバーを含めて車内をどう快適に過ごせるか」という評価軸が、クルマ選びに付け加わるかも知れない。
クルマ選びの常識が変わろうとするなか、自動車メーカーにとって、ソニーの新規参入は脅威になるかもしれない。
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